―― 7月に日本法人社長に就任されました。
チュアン 日本アルテラに入社した1998年から日本でFAE(フィールド・アプリケーション・エンジニア)として顧客の技術サポートを担当。2007年に米国本社に勤務後、アジア太平洋地域のグローバル顧客担当セールス・ディレクター、12年からシニア・ディレクターとして大中華圏におけるセールス活動を統括。この7月から日本アルテラの社長に就任した。
―― 日本市場について。
チュアン 当社は日本のPLD/FPGA市場でトップシェアを維持しており、通信/放送市場を中心とする既存顧客を大事にしながら、車載、産業機器といった分野へ本格的に進出しつつある。1月の国際カーエレクトロニクス技術展に初出展しており、車載用ではインフォテインメントや先進運転支援システム(ADAS)市場を開拓したい。日本企業が強いこれらの分野や医療機器、MFPも魅力的な市場だ。
プロセスの進化による高性能化とローコスト化、消費電力の低減、柔軟性とリスク軽減といったメリットに加え、特にプロセッサーをFPGAに統合した「SoC」の投入により、ASICの代わりに活用してみようという動きが目立っている。
(聞き手・本紙編集部)
(以下、本紙2013年9月11日号1面)