商業施設新聞
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No.826

レンタルサイクルでリフレッシュ


新井谷千恵子

2021/10/5

 秋の大型連休のとある1日、自転車で近所を散策してみることにした。目的地は約6km先の大きな都立公園とし、道中買い物にでも寄ろうと思い、晴れた空の下、リュックサックを背負って家を出た。

 筆者は自転車を持っていないため、レンタルサイクルを使用することにした。最近は東京都内にもレンタルサイクルが増えており、アプリひとつで予約から返却、支払いまでできるのだから便利である。10年ほど前にイギリス・ロンドンに旅行に行ったときに、「レンタルサイクルなんて便利なものがあるのか」と感銘を受けたが、これが日本にも広まって大変うれしい。

緑も多くて癒される空間だ
緑も多くて癒される空間だ
 さて、プチサイクリング旅は順調にスタートした。大きい幹線道路沿いに、無理のないスピードで進んでいく。上り坂も電動自転車だから楽々だ。ただ幹線道路であるがゆえ、横断歩道がなかったりして右往左往してしまい、前を走り慣れているらしい自転車にコッソリついて行ったりして、何とか目的の公園までついた。

 公園の周辺を自転車で走っていると、心地よい風とともに土や木の自然の香りが漂ってくる。もしかしてこれがマイナスイオン?と思うほど癒される空気だ。公園の中は思いのほか人がたくさんいたが、かなり広い公園のため、みんな思い思いのびのびと過ごしているようだった。グラウンドや野球場もあるため、野球やサッカーをしている少年たち、それを応援する家族など、普段家にいるだけでは感じられない賑わいがそこにはあった。公園から出た後は洋服や食料品を買って家に帰った。2時間近く自転車に乗っていたからか、最後のほうは足に疲れがたまってきており、よい運動をしたと感じた。

 筆者は今回プチサイクリング旅として、一般道をのんびりと走っていたのだが、実は東京近郊に本格サイクリングを楽しめる場所がある。それが茨城・土浦だ。東京から電車1本で行くことができ、しかも日本国内に3つしかない「ナショナルサイクルルート」に指定されているサイクリングロードの「つくば霞ヶ浦りんりんロード」も近隣に位置しているという、サイクリングに最適な場所だ。

 駅ビルである「プレイアトレ土浦」には、サイクリング拠点「りんりんスクエア土浦」や、自転車を一部室内に持ち込めたりする宿泊施設「星野リゾート BEB5土浦」も開業しており、本格サイクリストにもおすすめのスポットとなっている。ちなみにレンタルサイクルもあるため、筆者のような初心者が手ぶらで行っても楽しめるそうだ。今度は少し本格的なサイクリングにチャレンジしてみたいので、ぜひとも土浦に行ってみようと思ったのだった。
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