商業施設計画総覧2026年版
約1500件の商業店舗情報とトレンドを探る!
○ ショッピングセンター、再開発、大小の小売店など国内約1500件の計画を一挙掲載
○ 2026年以降に開業する主な商業施設をレポート
○ ホテルや物流施設など関連業界の開発も多数掲載
○ 主要デベロッパーの動向や2025年に開業した注目施設を紹介
体裁・頁数:A4変形判、384頁
発刊日:2025年11月17日
ISBN:978-4-88353-399-2 C3063 \27000E
定価 29,700円(税込)
■発刊趣旨とご購入のご案内
日本ショッピングセンター協会が2024年末、「2025年オープン予定のSC等商業施設」が16施設(24年12月時点)だと発表し、その少なさは業界に大きな驚きを与えました。24年にオープンしたショッピングセンター(SC)は36施設だったため、25年のオープン数が予想通りになった場合は半数以下に落ち込むことになります。人口減少、市場の伸び悩みによりSCは飽和状態にあり、24年は36施設のオープンに対し、38施設が閉店しました。最近では資材価格、建築コストの高騰により開発を先延ばしにするケースもみられ、博多駅の線路上空を活用する「博多駅空中都市プロジェクト」が工事費高騰の影響で中止となりました。
ただ、SCの中には過去最高の業績を記録している施設もあります。勝ち組の施設は購買力のあるニューファミリーをしっかり取り込めている、緑が豊富で公園のように利用できる、イベントを年間100日・200日と実施するなど勝ち組たる理由があります。ECが普及した今、選ばれる商業施設は買い物するだけの場所ではなく「足を運べば何か面白いことがある」「ネットにはないリアルの面白さがある」などの付加価値を備えており、25年に開業した施設もこうした機能を備えている事例が散見されました。今後もこうした新たな商業施設づくりは続いていくとみられます。また、ドラッグストアの出店競争、スーパーの継続的な出店など小売店の動きも引き続き活発で、本書ではこうした商業施設、店舗の開発を中心に業界の動向を俯瞰できる内容となっております。
本書は5章構成で、1章では今後開業する商業施設をまとめた特集記事を掲載、2章では主要デベロッパーの動向をレポート、3章では25年に開業した注目商業施設を詳述、4章では全国の商業施設計画として案件ごとに紹介、5章では全国のホテル・宿泊施設計画を案件ごとに紹介しております。
なお、弊社では定期刊行物として週刊で『商業施設新聞』を発行しており、本書の取材は同紙編集部の手によるものです。読者諸賢のご批判、ご叱正、ご助言をお願い申し上げる所存です。
■内容構成
- 第1章 2026年以降の商業施設開発・街づくり動向
- 26年以降に開業する商業施設まとめ
- 東京など都市部の大型開発続々 郊外でもイオン、三井などが推進
- 26年春は高輪の追加開業や大井町、横浜関内など / イオンモールは継続的に開発推進 / 中期的には東京駅前、新宿、渋谷など都心で続々 / 地方では札幌、名古屋などで大型再開発
- 第2章 主要デベロッパー動向
- イオンモール
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 大和ハウス工業
- 大和リース
- 東急
- 東急不動産
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 野村不動産
- 阪急阪神ホールディングス
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 三井不動産
- 三菱地所
- 第3章 2025年開業の注目施設
- イオンモール橿原(増床リニューアル)
- 屋外の新エリアを整備 多様なライフスタイルに対応
- minanoba相模原
- 東京建物初のNSCが誕生 利便性重視のテナント揃う
- ミナモア
- カフェ、コスメなど癒しの空間を提供 交流機能で広島の駅ビルが「まち」に
- グラングリーン大阪 南館
- 公園設置で街歩き促進 先行まちびらきで1000万人超来訪
- エキュート秋葉原
- 駅構内に食など24店が集積 キャッシュレスなど次世代型施設
- ららぽーと安城
- 広大な屋上遊び場設置 食などコトが充実
- ONE FUKUOKA BLDG.
- 九州初など130店で開業 オフィス増見越し飲食充実
- フェアモント東京
- アコーの高級ブランドが上陸 東京湾も望める217室を展開
- MARK IS 葛飾かなまち
- ブランド4施設目は地域密着型 将来Ⅱ期オープンも控える
- ニュウマン高輪
- 100年先を見据えた次世代施設 緑化した飲食階など随所に斬新さ
- 第4章 全国の商業施設計画
- 第5章 全国のホテル・宿泊施設計画