2025年は「大阪・関西万博」が盛り上がった。一般来場者数は累計約2558万人で、05年に開催された愛知万博の来場者数を上回ったという。筆者も一度訪れたが、広大な敷地の中に、個性豊かなパビリオンが立ち並び、非日常的な空間だった。夜は大屋根リングに上って眺める各パビリオンが幻想的だったことを覚えている。
大阪・関西万博で盛り上がったのは会場だけではない。開催期間中には公式のグッズショップが大阪市内の主要エリアを中心に設置されており、弊社大阪オフィスの最寄り駅となる大阪駅の中央改札口前にある公式グッズショップでは、連日行列ができており、賑わっていた。閉幕後も、筆者が仕事帰りによく立ち寄る梅田エリアの書店において、公式グッズショップを営業している。25年10月にオープンした日の朝には、600人の行列ができたという。大阪の街ですれ違う人が「ミャクミャク」などのグッズを持っていると感じ、筆者もブームに乗り遅れてはならないと閉幕直前にミャクミャクのイラストが入った帽子を買ってしまった。
大阪・関西万博の閉幕から約3カ月が経ち、さすがに熱は冷めてきているが、会場のあった夢洲には統合型リゾートなどの整備が進んでいることから、その集客力を期待した投資が始動してきている。
25年12月にはIHGホテルズ&リゾーツが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の隣接地で「インターコンチネンタル」などトリプルブランドで構成するホテルを開発すると発表。展開するのはインターコンチネンタルのほか「キンプトン ホテル」「ホリデイ・イン ホテルズ&リゾーツ」の3ブランドで、客室数は計817室となり、29年中の開業を予定している。トリプルブランドホテルでの出店の理由としては、アジアを代表するテーマパークであるUSJの集客力に加え、夢洲の統合型リゾートにも近いことで、MICEでの利用も期待でき、幅広い層の利用を見込めることからだとしている。26年からはこうしたネクスト夢洲を見据えた開発が加速すると見込まれる。どんな案件が発表されるのか注目だ。