電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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第44回

ニチコン(株) 代表取締役社長 吉田茂雄氏


事業体制・生産体制を改革
回路製品の売り上げ1000億円へ

2013/8/2

ニチコン(株) 代表取締役社長 吉田茂雄氏
 ニチコン(株)(京都市中京区烏丸通御池上ル、Tel.075-231-8461)は、6月27日の株主総会で荒木幸彦前社長が特別顧問に退き、吉田茂雄執行役員常務が新社長(COO)に就任した(武田一平会長は留任)。これに伴い、「ビジネスグループ制」を導入するなど経営体制を刷新して事業強化を図っている。今後の事業戦略や中期的な目標などについて吉田新社長に話を聞いた。

―― ご経歴と社長就任の背景について。
 吉田 入社後にまずは経理を担当し、シンガポール法人へ8年間赴任した。その後は国際部で海外営業のバックアップ、電源センター管理部長、香港法人での営業統轄を経て、2009年に営業本部長、11年に生産本部長に就任した。管理部門や生産、営業など様々な現場の経験が評価され、新社長就任に至ったと考えている。今回の人事異動は武田会長(CEO)以下の実務部隊の若返りが主旨であり、社長以下の経営陣を刷新した。

―― 新たにビジネスグループ制を導入した。
 吉田 当社は展開するアルミ電解コンデンサー、フィルムコンデンサー、回路製品のすべてで一流を目指すトップノッチ戦略を掲げている。ビジネスグループ制は、それを実現するための手段として導入したものだ。これまで開発・生産・販売がそれぞれ分立していた事業体制を9つのビジネスグループに再編し、各グループ長が開発から販売まですべての責任を持つ。

(聞き手・本紙編集部)
(以下、本紙2013年7月31日号3面)

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