―― 日本市場およびワールドワイドの業績は。
ローガン いずれも、順調に出荷している40nm製品に加え、この1年は28nm製品が拡大し、厳しいマクロ経済のなかで堅調に推移することができた。日本においては、円安と株高による景気浮揚感が高まっており、これを追い風に当社の最強の製品ポートフォリオと開発ツールを提供することで、日本企業の国際競争力の向上に貢献していきたい。
―― 28nm製品は。
ローガン FPGAではローエンド市場向けのArtix-7、ミドルエンドのKintex-7、ハイエンドのVirtex-7の各ファミリーをラインアップし、有線および無線市場、産業機器、防衛、オーディオビデオブロードキャスト、車載といった幅広いアプリケーションに採用されている。
ARMデュアルコアCortexA-9を統合した「All Programmable」SoCのZynq-7000はFPGAの容量、トランシーバー速度、価格など様々なニーズに対応すべく4品種を揃えて提案している。
―― 引き合いは。
ローガン ドライバーアシスタンス、民生機器、FA、医療機器、ミリタリー、放送用カメラ、通信、ルーターなど幅広い用途で採用の決定および評価が進んでおり、詳細を明かせないのが残念だ。
(聞き手・本紙編集部)
(以下、本紙2013年2月27日号1面)