電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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第14回

ローム(株) 研究開発本部 副本部長 神澤 公氏
アクアフェアリー(株) 取締役 開発部長 石坂 整氏


小型軽量燃料電池を13年春から順次発売
異分野融合で新市場創出を

2012/11/16

神澤氏(左)と石坂氏
神澤氏(左)と石坂氏
 ローム(株)(京都市右京区西院溝崎町21、Tel.075-311-2121)は、燃料電池ベンチャーのアクアフェアリー(株)(京都市西京区)と協業して開発した燃料電池を10月2~6日に開催された「CEATEC JAPAN2012」に出展した。水素化カルシウムを用いた独自の水素発生シートにより、小型軽量で安全性の高い燃料電池を実現。2013年春から順次製品化を目指す。ローム研究開発本部の神澤公副本部長と、アクアフェアリーの石坂整開発部長に話を聞いた。

―― 協業の経緯から。
 神澤 10年秋に京都大学で開催された産官学連携イベントで、当社がアクアフェアリーの燃料電池に着目したことが最初のきっかけだった。その後、技術や特許を評価させていただき、将来有望な独自技術だという確証を得たことから11年秋に本格的な共同開発をスタートした。

―― CEATECへの出展の手ごたえは。
  石坂  非常に多数の来場者に強い関心を持っていただいた。幅広い分野の関係者にPRすることができ、用途展開するうえで有益な手がかりを得られる機会となった。
(聞き手・本紙編集部)
(以下、本紙2012年11月14日号11面)

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