11月20日、京都を代表する繁華街の河原町商店街沿いに「フライングタイガー コペンハーゲン京都河原町ストア」がオープンした。フライングタイガー コペンハーゲンはこれまでに国内に数店を展開しているが、同店には国内初のゲームバー「スピルバー」が併設された。
スピルバーは、自由に遊ぶことができる卓球台やテーブルサッカーなど様々なゲームが置かれており、コーヒーやビールを楽しみながら遊べる空間だ。オープン前日の内覧会で、「フライングタイガードッグ」(500円)というホットドッグを試食させてもらった。やみつきになるほどおいしかった。
ソースとフライドオニオンのトッピングが絶妙で、ホットドッグとの相性が最高だった。スタッフの話によると、神戸市須磨区のホットドッグの名店「コペンハーゲン」が監修したスピルバーオリジナルのホットドッグで、デンマーク本国の味を忠実に再現しているそうだ。歯ごたえのある大きいソーセージの上にかけているイエローソースは、コペンハーゲンの店主であるハンセンさんが開発したもの。スタッフにもソースの作り方は秘密にしているという。
京都は自宅や職場からも遠く、何度も足を運べないのが残念だが、ホットドッグ目的でまた訪れたいと思わせる味だった。今度、神戸の須磨に行った際には、是非、「コペンハーゲン」にも立ち寄ってみよう。
舞台は変わるが、さらにホットドッグの話。11月29日にJR尼崎駅に駅ナカ店舗が新規オープンした。通勤や通学時の混雑を解消するために駅舎を増設したもので、店舗も新たに設置した。取材を進める中で、「デリカフェ エキスプレス」でもホットドッグを提供していることがわかった。同店は、駅の改札内立地となるため、通常のカフェ業態よりもクイックな対応を心がけた店づくりを行っている。
担当者によると、時間がない時にすぐに調理し提供できるメニューとして、カレーとホットドッグが代表的なものだという。確かに、駅にあるカフェで時間がなくてもできたてが食べたい時、ホットドッグを注文することがある。個人的にはカレーは量が多い。
京都のスピルバーも、ゲームをしながらでもホットドッグなら食べられる。いまさらながらホットドッグは利便性が高い食べ物のようだ。
素早く気軽に食べられるホットドッグは、一見、誰でも簡単に調理できそうだ。しかし、そうしたものだからこそ他店と違うオリジナリティが必要になってくる。数ある駅ナカのカフェで競争を勝ち抜くには、オリジナリティ溢れるおいしいホットドッグの提供店が勝者になるかもしれない。