先日、1カ月遅れてパパの誕生日を行った。パパといっても私の弟なのだが、弟の子どもに「アイスケーキで誕生日のお祝いをする」旨を聞かされ、私は「誕生日?」と頭にハテナマーク。どうやら先月パパの誕生日のお祝いをしていなかったらしいのと、アイスケーキを食べたいというパパのリクエストがあったそうだ。
今回パパのリクエストに応えたアイスケーキは、「サーティーワンデコケーキ」で、購入者が自ら好きなポップスクープという丸いアイスを6つ選んで土台のケーキの上に載せ、付属のデコレーションでオリジナルのケーキが作れるというもの。子どもたちと一緒にワイワイ飾り付けができるなんて楽しみだと期待を膨らませていたオバさん(私)だが、本番はそううまくいかなかった。
まず、飾り付けを組み立てる、チョコペンセットでプレートを書くという工程に時間がかかり、だしっぱなしのアイスケーキが溶けそうになったので、いったんまた冷凍庫へ。さあ、完成して飾り付けだ!とデコレーション工程をスタートさせるも、ポップスクープや飾りの配置に苦戦し、またまた丸いアイスが溶けていく……。もっとちゃんと演出をしたかったロウソク消しもライターのオイルが無くなったとかなんとか、ドタバタ劇場が繰り広げられた。それでも何とか形になり、写真と動画も収められた。思ったより溶け具合も少なかったため、アイスケーキのすごさを見せつけられた気がした。
B-R サーティワンアイスクリーム(株)(東京都品川区)は、1970年代に不二家と米国バスキン・ロビンス社との合弁会社からスタートし、FCで拡大、2022年12月期末時点の販売拠点数は、国内・海外合わせて1326カ所にもなる。ショッピングセンターや地下街など、近ごろは歩くたびに目にするようになった。直近では、持ち帰り専門店「to Go」の出店に意欲的で、23年12月期の出店計画数65店のうち20店以上は、この持ち帰り専門店だそうだ。また、改装も約200店で実施する予定で、23年12月期内には新デザインを起用した店舗が全体の50%以上となる見込みという。出店立地も従来よりさらに幅を広げ、大学の学生食堂や社員食堂、野球場や行楽地、水族館やサービスエリアへの出店など、消費者とのタッチポイントを増やすよう積極的に取り組んでいる。まだまだサーティーワンの快進撃は続きそうだ。
ところで、完成したデコケーキのお味はというと、パステルブルーのケーキ土台を選択したのだが、キャラメルリボンとチョップドチョコレートの組み合わせが絶妙に美味しかった。実はチョコレートが苦手な私も美味しくいただけたのであった。デコレーションは、下の妹を中心に、ママ(義妹)と私が全力サポート。お兄ちゃんは大好きなチョコレートアイスをいつ食べられるのか、溶け具合を気にしながら完成を待機。主役のパパはロウソクを自らつけて、自ら消すという大人の荒業をなしとげた。家族総出のデコケーキのでき栄えは、「まあまあかな」と映えを気にする私とママの感想である(笑)。パパは嬉しかったそうで、すぐにLINEのアイコンをこの画像に変えていた。
私の子どもの頃、冬のクリスマスケーキに母親がアイスケーキを用意してくれていた記憶がふと頭をよぎったが、パパもまたそれを思い出しただろうか。なにかと後回しにされがちな世のお父さん方、いつもお疲れ様です。