商業施設新聞
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No.916

入間市の商業集積地めぐり


松本顕介

2023/8/1

 7月中旬に視察を兼ねて、埼玉県入間市宮寺を訪れた。ここでは三井アウトレットパーク入間、コストコホールセール入間店が営業しており、さらに昨年1月には、国道16号線を挟んだ反対側に東京インテリア家具入間店が開業したことで、このエリアは一躍生活利便施設集積ゾーンと相成ったのだ。

東京インテリア家具入間店
東京インテリア家具入間店
 東京インテリア家具入間店は、2階建てで店舗面積は約7759m²あり、天井も高く店内は広々とした開放感に溢れている。1階はデスクやチェア、またカーテンなどのホームファッションや雑貨が中心で、2階はダイニングセットやベッドなど比較的高価格帯の商材が並ぶ。やはりこれだけの品数があると様々な商品との出会いがあり、また比較検討もしやすい。自分の生活やライフスタイルをこうしたい、こうありたいとイメージが膨らみ、やおらなんだかやってやろうという気にすらさせられる。SNSなどの書き込みを見ると、商品を見ているとあっという間に時間が過ぎてしまうというのも納得がいく。

 また国道16号を渡ると、三井アウトレットパーク入間が構える。2008年に開業した同施設は店舗面積約3万2000m²に約210店が集積する。開発・運営する三井不動産によれば、中型サイズのアウトレット施設で、商圏はおおむね30kmだという。ちなみに30kmというと、北は埼玉県川越市、東は千葉県柏市、西は東京都奥多摩町、南は相模原市がすっぽり入る。おまけに圏央道の入間ICからも至近だ。08年の開業だけに、どんどん進化を遂げるアウトレットのなかにあってはやや古さを感じなくもないが、さすが210店の集積。ファッション、雑貨、スポーツ・アウトドアが揃う。22年秋から入国規制が緩和され、インバウンド客が増えており、また多くの施設が19年の実績を更新しているという。

 そして、次はコストコホールセール入間倉庫店といきたかったが、あいにく会員でないため、入店はかなわなかったものの、家具店をまわり、アウトレットでそぞろ歩き。で、帰りに当面の食材や日用買回り品を一気に買い求める――、といった使われ方がされているのだろう。

 ファッションから、家具・インテリア、食材となんだか超巨大モールを回遊しているようで、すべてをしっかり回るとかなり体力を消費する。歩数も相当いくはずだ。しかし歩き回るとそれなりの発見もあるもの。ふと思い起こすと、3年前は緊急事態宣言でこうしたことがかなわず、だんだん「それが日常なのか」と重苦しい気分なっていったものだが、今の上昇機運を見ていると、ずいぶん前だったなあと感じてしまう。この後もこうした大型店が増えていくのか。周辺には郊外型ファミレス系店舗が多く、次はどんな業態がやってくるのか気になる。
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