ここ最近の休日は、ひたすらネットフリックスで海外ドラマを見ている。一番好きな『グレイズ・アナトミー』はついに配信分をすべて見終わってしまったため、最近では『ウォーキングデッド』を視聴している。しかしウォーキングデッドは、生き死にをかけた“極限状態”という世界観なため、とっても面白いが見るのにものすごく体力を使う。一方グレイズ・アナトミーは医療恋愛ヒューマンドラマなため、ウォーキングデッドに比べたらライトな感じで見ることができるので、疲れた時などに見るのにはおススメだ。
そんな風に海外ドラマを見ていると、筆者だけかもしれないが、とにもかくにも“外国のモノ”に憧れが生まれてくる。外国のポテトチップスや炭酸ジュース、お酒、サラダなど食べ物はもちろんのこと、大きなベッドや壁にかけられた謎のデザイン画、おしゃれなグラス、でっかいキャンドル、派手な花々……。日本ではなかなか見ることのできないモノに釘付けになってしまう。
外国風のインテリアに心が躍る!
(写真はIKEA渋谷の開業時のもの)
そんな筆者にとって、2020年11月にオープンした「IKEA渋谷」は最高の場所だ。お菓子などの食品類に加えて、カトラリーやファブリックなど、日常生活で使える商品が多く集積されているほか、電車で行ける範囲というのもとてもありがたい。また「IKEA渋谷」は都市型店舗ということで、通常の広大なIKEAに比べたら迷子にならないし、回りやすいというのも特徴で、「ちょっとハンガー買いに行こうかな」と思える規模感だ。
IKEAというと、郊外ロードサイドに大型店舗を作るというイメージだったが、20年には「IKEA原宿」と「IKEA渋谷」をオープンし、今春には「IKEA新宿」の開業も予定するなど、都市型店舗も積極的に展開している。しかし、賃料の安い郊外の大型店と違い、都市型店舗は賃料も高く限られた面積の中で採算を取らなければならない。そのため店先に並べる商品も、場所をとる大型家具より雑貨や食品などに注力し、より多くの人に利用してもらえるようにしているという印象だ。
家具系で言うと、「ニトリ」も都心に出店している「デコホーム」では雑貨などを中心としており、さらにスキンケアやアパレル商品も展開するなど順調に事業を拡大している。IEKAとニトリの2社は、もはや家具・インテリアというカテゴリに収まらない企業になっており、どちらかというと無印良品のように「すべてを扱う」企業に向かっている気がする。もしかしたら今後、IKEAやニトリも戸建ての家を販売し始めるかもしれない。そうなると、業界にまた新たな風が吹き荒れるだろう。