商業施設新聞
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No.385

男のカフェ事情


岡田 光

2012/10/23

 人一倍、喉が渇く筆者は社会人になって、ジュースを飲む機会が増えた。これまではコンビニエンスストアや駅の売店でペットボトルのジュースを購入し、社内に居る時は、ビル内およびビル付近の自動販売機で缶ジュースを買っていた。この習慣が2012年7月を境にガラっと変わり、今ではお気に入りのカフェに駆け込む男子となってしまった。

会社近くの「スターバックスコーヒー 堺筋本町日生ビル店」
会社近くの「スターバックスコーヒー
 堺筋本町日生ビル店」
 きっかけは「りんくうプレミアム・アウトレット」の第4期増設の内覧会で、「スターバックスコーヒー りんくうプレミアムアウトレット店」を訪れたこと。総じて、アウトレットの内覧会は歩き回ることが多く、自動販売機を置いた休憩所も少ないため、筆者はその日も喉カラカラで最後の取材先、フードコートにたどり着いた。辺りを見回した後、「スターバックスコーヒー」の看板が目に止まった。
 筆者はカフェ担当記者ではなく、また東京に本社がある企業とはなかなか縁がないのだが、何かの形で記事に使うことがあるかと思い、「店舗の外観だけでも撮影するか」と軽い気持ちでカメラのシャッターを切っていた。

 すると、1人の女性店員が近づいて来て、「一杯いかがですか?」と声を掛けられた。「撮影しておいて断るのもなぁ」と思い、レジカウンターに向かった。メニューを見ても何が美味しいのか分からなかったので、「おすすめは?」と聞くと、「抹茶クリームフラペチーノがよく売れています」と笑顔で答えてくれた。「じゃあ、それ1つ。サイズは一番小さいサイズで」と言って商品を受け取り、テーブル席に座って一口飲んでみた。
 その時の感動は凄まじく、「こんなに美味しいドリンクが世の中にはあるのかぁ!」と、人目もはばからず叫んでいたのを覚えている。以来、スターバックスコーヒーで抹茶クリームフラペチーノを飲む習慣がつき、会社近くの「堺筋本町日生ビル店」や「御堂筋本町東芝ビル店」に通い詰めるようになった。抹茶クリームフラペチーノは、爽やかな抹茶と濃厚な生クリームが絶妙なマッチングで、特に14~15時ごろに飲むと、コーヒーと同様に眠気が治まるので、非常に助かっている。

大阪証券取引所ビルに出店している「上島珈琲店 大阪証券取引所店」
大阪証券取引所ビルに出店している
「上島珈琲店 大阪証券取引所店」
 それ以降、同店で味わった感動が忘れられなくて、「サンマルクカフェ」「ドトールコーヒーショップ」「カフェ・ド・クリエ」「ホリーズカフェ」など、様々なカフェに足を運ぶようになった。大阪証券取引所ビルの1階に出店している「上島珈琲店 大阪証券取引所店」も、お気に入りの店である。
 関西では企業の決算説明会が大阪証券取引所、ないしは大阪証券取引所ビルの3階にある北浜フォーラムでよく開催されるが、その帰り道で見つけたのがこの店だ。同店は、洒落た造りで、落ち着いた雰囲気を醸し出しており、ソファー席でゆったりとくつろぐこともできる。
 筆者が同店で一番気に入っているドリンクは、「アイスココア」である。Lサイズのボリュームはかなりのもので、初めて見た時は「このまま(グラスに)顔をうずめたい」と思ったほどだ。

 筆者の自宅近くにも、「サンマルクカフェ」と「カフェ・ベローチェ」が出店しており、贅沢な気分を味わいたい時はサンマルクカフェ、お金に余裕がない時はカフェ・ベローチェと、自分なりに使い分けている。このように、カフェを利用する機会が増えたことで、ペットボトルのジュースや缶ジュースとお別れすることができ、嬉しいことに、筆者の体重も緩やかに減少し始めている。
 財布の状況は気になるが、今後もこの習慣は続けていこうと思う。
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