(医)徳真会グループは11月10日、東京・渋谷の一等地に総合メディカルビル「徳真会QUARTZ TOWER」(以下、クオーツタワー)を開業した。高級感が漂う内装に加え、医科、エステやネイルサロンもあるなど、これまでの歯科とはコンセプトが違う施設となっている。リポートの後半は、徳真会グループの(株)ゼネラル 取締役事業戦略本部長兼社長室長の大河内大輔氏に、どのような思いでクオーツタワーを開発したのか聞いた。
―― 徳真会クオーツタワーの概要を。
大河内 徳真会グループはこれまで国内外で多く歯科を展開してきたが、集大成となる総合メディカルビルとしてクオーツタワーを作った。歯科クリニックだけでなく、医科、エステ、ネイルサロン、貸しホールなど様々な機能があり、歯科の概念を変えていくためのシンボルタワーとしてクオーツタワーを作った。
―― 渋谷の一等地ですが、ターゲットは。
大河内 渋谷駅から徒歩数分で視認性も良い場所だが、所得の高い方をターゲットにしているわけでない。4、5階の歯科は保険診療であり、近隣の住民や渋谷エリアで働く方など幅広い方に来ていただくことを考えている。
―― このような総合的な施設を作ろうとした背景は。
大河内 これまで我々の医療施設は郊外型が多く、新潟県を中心に、仙台市、東京の稲城市や立川市などで、広い駐車場を完備し快適な施設を作るケースが多かった。今後は新たな事業として都市型モデルも展開していくため、このような都心に開業した。
(続きは本紙で)