あべのハルカスの取材は、3月3日、3月4日、そしてグランドオープンの3月7日の3日間にわたって実施された。3日は別件が入っていたため、取材には参加できなかったが、4日は第1部、第2部ともに初めから終わりまで参加することができた。第1部は15時50分から17時までの間に、16階の「あべのハルカス美術館」、17階のオフィスフロア、24階のキャンパスフロアを取材した。これらの施設では、各担当者がフロアごとに配置され、施設の詳細について、懇切丁寧な説明をいただいた。

　第2部は休む間もなく、17時からスタートした。ファッションショーを行うにあたり、2月22日に先行オープンしたあべのハルカス近鉄本店の「solaha」で、高橋メアリージュンさんや秋元梢さんといったモデルが集まり、その輪にタレントのハイヒールモモコさんが加わって、ファッションショーの囲み取材が始まった。そこでは、10～20代のモデルたちに負けじと、50歳のハイヒールモモコさんが可愛い笑顔を振りまいていた。囲み取材は15分ほどで終了し、取材陣は再びあべのハルカスへと戻った。

　17時30分からは、あべのハルカスの展望台「ハルカス300」の取材がセッティングされていた。まず、エレベーターで度肝を抜かれるような仕掛け（詳細は実際に乗ってご確認下さい）を確認し、最上階の60階を降りると、そこには360度ガラス張りの空間があり、阿倍野・天王寺地区の風景が広がっていた。最初は天気が曇っていて、夕方という時間帯もあり、あまり良い景色とは言えなかったが、夜が深まるにつれて、辺り一面に明かりが灯り、素晴らしい夜景が現れた。ガラス越しに撮影したため、その美しさは半減しているかもしれないが、お金を払ってでも来てみたいと思えるような景色だった。

　展望台のほかにも、58階のカフェダイニングバー「SKY GARDEN 300」や、59階のショップ「SHOP HARUKAS 300」も内覧することができた。SKY GARDEN 300では試食が用意されており、プカドックとパインアメソフトクリームをおいしくいただいた。その後もファッションショー、夜の光の演出、開業記念レセプションと、様々な催しが開かれ、21時30分に閉会となった。

　そして、グランドオープンの3月7日を迎えた。当日は8時30分に集合し、60階の展望台に上がり、まずは「日本一長い　街つなぎテープカット」が実施された。その後は小林哲也社長の囲み取材、各施設（ハルカス300、大阪マリオット都ホテル、あべのハルカス美術館、あべのハルカス近鉄本店）の自由内覧と続き、少しの間があって、展望台の入場シーンを撮影する機会があった。その場に現れたのが、オリジナル・マスコットキャラクターの「あべのべあ」。クマをモチーフにしているので、登場するまでにかなりの時間を要したが、退場する足の速さは尋常ではなかった。番外編はここで終了となるが、あべのハルカスの全貌は、本紙に掲載される予定の“本編”でご確認いただければ幸いである。