商業施設新聞
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2024/11/12(2571号)主なヘッドライン
小売6業界 25年2月期上期業績
百貨店で営業利益倍増も、SMなどは減益も散見


百貨店は好調を維持した
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 本紙は、小売6業界大手の2025年2月期上期における業績をまとめた。百貨店は好調を維持しており、J.フロント リテイリング(株)(JFR)は営業利益が倍増し、アパレルも総じて堅調だった。一方、コンビニエンスストア業界では(株)セブン―イレブン・ジャパンが苦戦するなど明暗が分かれた。物価高など難しい環境下で、各社はどのような戦略を進めていくのか。

■百貨店は好調も為替変動がリスクに
 百貨店業界は富裕層やインバウンドの消費により好調を維持している。JFRは総額売上高6104億円(前年同期比9.3%増)、(株)高島屋は同5067億円(同13.2%増)と、2社とも増収だった。また営業利益はJFRが393億円(同100%増)、高島屋が287億円(同38.2%増)と大きく伸びたのも特徴だ。JFRの中でも大丸心斎橋店は上期の売上高が568億円(同30.9%増)、大丸京都店は393億円(21.4%増)となるなど大きく伸ばした。下期は富裕層、インバウンド消費の好調持続に加え、松坂屋名古屋店の改装効果が見込まれており、売り上げが上積みされていきそうだ。
 高島屋は堅調な国内顧客売上高が下支えし、増収増益で推移した。ただインバウンドは8月に円高に振れたことでやや減速。今後のリスクをはらむことも考慮して、国内百貨店事業におけるインバウンド売上高の通期計画を1250億円から1150億円へと下方修正した。
(以下、本紙2024年11月12日号1面)




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