商業施設新聞
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2025/4/29(2594号)主なヘッドライン
小売6業界 25年2月期業績
百貨店好調も変化の兆し、アパレルなど減益も散見


小売6業界の業績
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 商業施設新聞は、小売6業界大手の2025年2月期業績をまとめた。百貨店業界はインバウンド消費などにより売り上げ・利益ともに好調だった一方、他業界では減益となった企業もある。コンビニでは(株)セブン-イレブン・ジャパンの既存店が他社と比べて伸び悩むなど、動きは様々だ。百貨店業界は3月の売り上げが前年同期を割るなど変化が起きつつあり、目が離せない。

■百貨店は大幅増益、アパレルは増収も減益散見
 百貨店業界の動向として、J.フロント リテイリング(株)(JFR)は百貨店、SC事業の売り上げが大幅に増加し、総額売上高が1兆2683億2200万円(前期比10.1%増)、営業利益581億9900万円(同35.2%増)と増収・大幅増益を記録した。(株)高島屋も総額売上高が9479億4700万円(同8.6%増)、営業利益が575億300万円(同25.2%増)と好調に推移し、業界としてインバウンド消費、外商が好調で、勢いは続いている。
 ただ、変化はある。JFRの百貨店事業、高島屋ともに3月における総額売上高は前年同期比で減少した。市場環境として為替が以前ほど円安ではなくなったこと、株の乱高下が富裕層にどう影響するかなど不透明な要素が多い。JFRは26年2月期の総額売上高を1兆3160億円(同3.8%増)としており、25年2月期ほどの伸びではない。少しずつ環境が変わっている中で、百貨店各社がどのように売り上げを作っていくか注目される。
(以下、本紙2025年4月29日号1面)




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