商業施設新聞
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2025/1/14(2579号)主なヘッドライン
小売業界 2025年の動きを探る
伊勢丹新宿は4000億円突破へ、DgSは出店戦略に変化も



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 2024年は百貨店を中心に堅調な小売企業が多く、25年も百貨店は売り上げを伸ばすとみられる。一方、コンビニエンスストア業界では、(株)セブン&アイ・ホールディングスが買収問題で揺れるほか、社名変更などで動きがありそうだ。スーパーは大型再編により売り上げ順位に変動があるとみられ、25年も小売業界の動きは慌ただしい。25年の各業界の動向を探る。

 百貨店業界は都心店が引き続き富裕層やインバウンド需要を獲得しており、こうしたことを背景に(株)三越伊勢丹ホールディングス、J.フロント リテイリング(株)、(株)高島屋ともに24年度は総額売上高を伸ばす。地方では閉店もあり、など苦戦を感じさせるが、都心店の伸びは顕著で、伊勢丹新宿本店の25年3月期の売上高は4240億円を計画し、4000億円の大台に挑戦する。為替の状況によっては免税売り上げが弱まる可能性があるが、方向感としては好調に推移しそうだ。
 大手は今後も東京、名古屋、大阪の3大都市圏では大型投資を進め、三越伊勢丹ホールディングスは、25~30年度までの次期中期経営計画において伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店のリモデルに300億円を投資する考え。こうした投資により、都心店舗の収益力はさらに強化される見込みだ。
(以下、本紙2025年1月14日号1面)




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