リニア中央新幹線、各駅で街づくり
品川・名古屋で大型事業、中間駅は今後本格化か
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リニア中央新幹線(以下リニア)が東京~名古屋間で開通することに向けて、品川駅や名古屋駅の周辺で大規模プロジェクトが動いている。拠点駅となる品川駅近くではJR高輪ゲートウェイ駅前に「ニュウマン高輪」が本格オープン。ほかにも複数の大型開発が進行中で、名古屋駅周辺では名古屋鉄道らが「名古屋駅地区再開発計画」の事業化を決定。東京~名古屋間の開業時期は明らかにされていないが、停車駅を設ける各自治体は街づくりを推進している。
■リニア6駅で街づくり計画中、品川駅が一歩リード
リニアの工事は品川駅で5カ所、(仮称)神奈川県駅で12カ所、(仮称)長野県駅で18カ所、(仮称)岐阜県駅で15カ所、名古屋駅で7カ所進めているが、(仮称)山梨県駅は工事の許可が下りていないため、未着手となっている。東海旅客鉄道(JR東海)は25年度の重点施策に山梨県駅の工事着手を盛り込んでおり、これですべてのリニア駅で工事が進む見通しだが、東京~名古屋間の開業時期は明らかになっておらず、不透明な状況だ。
それでもリニアに対する期待度は高い。JR東海はリニアが開通することで、東京~名古屋~大阪の日本の大動脈輸送を新幹線とともに二重系化し、三大都市圏(首都圏、中京圏、近畿圏)が1つの巨大都市圏になるとしている。移動時間(最速)も品川~名古屋間が従来の86分から40分まで短縮され、航空機からリニアへの需要の転換が見込まれるという。品川~名古屋間の総工事費は、当初の想定を上回る7兆400億円と膨大な数字だが、日本経済を活性化させるプロジェクトだ。
(以下、本紙2025年9月16日号1面)
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