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厚木市立病院、救急/小児・周産期/がん/災害治療の新病院建設中(下)


2期工事は15年3月着工、2.5次救急に対応、CASBEEのAランク取得

2014/2/18

完成予想図
完成予想図
 厚木市立病院(神奈川県厚木市水引1-16-36、Tel.046-221-1570)は、敷地内に救急医療などに対応可能な新病院の整備を進めている。スクラップ&ビルド方式を採っているため、工期を1~3期に分けており、1期工事(新南棟、救急・手術棟)が12月末に完了後、2期工事のための解体工事を行った上、2015年3月ごろから2期工事に着工する。一連の工事の基本・実施設計は日本設計、施工は大成・小島JVの担当。
第1期工事の建設現場
第1期工事の建設現場
 1期工事の新南棟(RC造り地下1階地上6階建て延べ8374m²)と救急・手術棟(RC造り地下1階地上4階建て延べ8669m²)が完成後、南病棟および管理諸室の引っ越しを行い、完了後に南病棟とRI棟を解体して中央棟を建設する2期工事を15年3月ごろから開始する。中央棟の建物規模はRC造り地下1階地上6階建て延べ1万5492m²。地下1階には検査部門の一部と設備諸室を配置し、地上1階には調剤薬局のほか、外来診療部門を配置する。2階も外来診療部門で、3~6階は計159床の病室となる。
 3期工事では本館、外来棟の解体と外構工事を施す。具体的には、敷地西側にある外来棟と、敷地北側にある本館を解体した跡地に、外来177台分(うち身障者用3台分)、救急車4台分の駐車場を整備する。また、現在は新病院建設によって駐車場が縮小しているため、シャトルバスやタクシーの停車するロータリーにもゆとりがない状況だが、新たな駐車場の整備によってゆとりが生まれるとしている。なお、現在では敷地内に第1駐車場、敷地北側に市道を挟んで第2、第3駐車場、敷地から西側に徒歩3分の位置に臨時駐車場、敷地南側に夜間緊急駐車場が整備されている。植栽も設置し、風害の低減も図る。
 新病院には、館内へのLED照明の導入、コジェネレーションシステムによるエネルギーの高効率化はもちろん、複層ガラスや高断熱材を採用し、断熱化を図る。また、節水器具および井水利用システムによる水資源の保護も徹底する。さらに、効率的で省エネ効果が高い太陽光発電パネル(定格出力50kW)も設置する。これらの環境対策を設計で施した結果、CASBEEかながわのAランクの評価を得た。
 地震や風水害など災害時にも災害拠点病院としての機能を発揮するため、免震構造や防水扉を採用する。そのほか、非常用電源、無停電電源、災害時用排水槽などを設置する。
 17年3月に全体の工事の完了を目指しており、工事の完了をもって県央医療圏における2~2.5次救急医療体制が整備された新病院が誕生するが、脳血管障害など3次救急医療が必要となった場合は、引き続き東海大学医学部付属病院などと密接な連携で対応していく考え。
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