一般社団法人 日本医療機器産業連合会(医機連、中尾浩治会長)、日本医療機器販売業協会(医機販協、宮野淳会長)、商工組合 日本医療機器協会(日医協、今村清理事長)、公益財団法人 医療機器センター(JAAME、菊池眞理事長)の4者は2014年初にあたり、年頭所感を発表した。
◇日本医療機器産業連合会 中尾 浩治 会長
新年あけましておめでとうございます。
医機連が発足して、今年で30周年を迎えます。この記念すべき年に、これまでの任意団体から一般社団法人に1月6日付で衣替えし、新たな門出を迎えることができました。関係各位におかれましてはこれまで以上のご支援を賜りたく心からお願い申し上げます。
さて、昨年11月に医薬品・医療機器等法が成立し、今年末には施行されるものと思われます。法改正を訴え、ご尽力されました医機連の前会長 荻野和郎氏をはじめ、政界、行政並びに関係者の皆様に改めて厚く御礼申し上げます。
昨年6月に策定された「日本再興戦略」において医療分野が経済成長を支える重要産業と位置づけられました。そこで、医機連としての本年の重点課題に、(1)「医薬品・医療機器等法」に基づく具体的な規制緩和の実現(2)医療機器産業の国際展開の推進(3)医療機器イノベーション人財の育成(4)(独)医薬品医療機器総合機構(PMDA)財源の健全化を掲げました。皆様におかれましては引き続きご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
◇日本医療機器販売業協会 宮野 淳 会長
新年明けましておめでとうございます。
日ごろから我が業界の事業活動等へのご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
当協会では、医療機器コード化の一層の推進に対応した「医療機器流通実態調査」を実施し、議論を深めていくとともに、企業倫理の醸成とコンプライアンスの遵守に向けた取り組みを進めていきます。当協会では、昨年の代議員総会の決議を経て、本年4月には一般社団法人化の発足に向け定款等の規定の準備をしているところです。昨年は医薬品・医療機器等法が成立しました。
今後とも、様々な課題につきまして、会員、賛助会員および関係団体と連携して難題を乗り切っていきたいと思っておりますので、関係各位のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
◇日本医療機器協会 今村 清 理事長
皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年は、東京都大田区の企業、三重県、青森県、宮崎県と交流・展示会といった「産・産連携」、「医・工連携」活動を推進、具体的な成果が表れていますが、今年も1月の中小企業基盤整備機構、2月の大田区、長野県、3月の横浜市との交流・展示会などを予定し、また、全国の都道府県庁や公益産業支援センターからも連携についての要請が多く寄せられており、「医・工連携」の動きを加速させたいと考えています。今年は、また、昨年7月に出展して成功をおさめた国際モダンホスピタルショウに、引き続き出展します。
「医薬品・医療機器等法」について、当協会は日本医療機器産業連合会の一員として、他の団体とも強調しながら適正な規制緩和を実現し、医療機器産業が成長するための方策を実現すべく、努力してまいりたい、ひいては、日本の医療機器業界の発展に少しでも貢献したいと考えております。当協会へのご指導とご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
◇医療機器センター 菊池 眞 理事長
新年明けましておめでとうございます。
昨年7月に閣議決定されました「日本再生戦略」の中で大きな比重を占めておりました医療機器産業振興と、医療における医療機器の果たす役割が今後はとりわけ期待されますので、本センターといたしましては、この結節の時機を適確に捉えて、従来から行っております各種事業をこれまで以上に充実させて積極的に推進することはもとより、産学官臨(医療関係者)の全分野の方々のご期待に適確に応えられますように内部組織改革にも着手してまいります。
私事で恐縮ですが、16年4月開設を目処に準備が進む「(仮称)福島県医療機器開発・安全性評価センター」の運営母体である、ふくしま医療機器産業推進機構理事長を拝命いたしました。倍旧のご支援をお願い申し上げるとともに、当協会では、産学官臨のパイプ役として、役職員一同で各種の事業に積極的に取り組んでまいりますので、皆様方のより一層のご支援ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。