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第16回

プロロジスアーバン東京大田1、都市型賃貸用物流施設竣工、シリーズ5棟目の施設


2023/4/4

 プロロジス(日本本社=東京都千代田区丸の内2-7-3、Tel.03-6860-9090)は、東京都大田区で都市型賃貸用物流施設「プロロジスアーバン大田1」を竣工した。プロロジスアーバンシリーズの5棟目となる都市型物流施設で、ドイツに本社を置くimf efector(株)(東京都中央区日本橋本町4-4-2、Tel.03-5255-5500)が入居を予定している。

プロロジスアーバン東京大田1
プロロジスアーバン東京大田1
 同施設は東京都大田区北糀谷1-12の敷地2013.15m²にS造り4階建て延べ床面積5038.48m²で建設されている。

 1階は低床バースの計画で、共用荷捌きスペースから2台の荷物用エレベーターで上階倉庫への縦搬送が可能。2~4階の倉庫には空調を実装し、最小区画約640m²から利用可能。1・2階は1.5t/m²、3・4階は1t/m²の床荷重の設計で、いずれも1.5t用フォークリフトが走行可能。3・4階にはルーフバルコニーがあり、入居企業がリフレッシュスペースとして利用できる。

 全フロアにおいてオフィスビルと物流施設としての機能を併せ持つ設計とし、長尺物の保管、医療機器や業務用印刷機など重量物のショールーム兼配送拠点、音響・映像スタジオ、ダークストアなどマルチユースに対応する。また、倉庫内に水回りの将来設置が可能で、セントラルキッチンやプロトタイプ開発拠点とデモルームの併設など、既存のオフィスや物流施設・工場の垣根を超えた新たなビジネス拠点としての利用を見込んでいる。

 立地場所は首都高速の羽田出入口から約9分と羽田国際空港の至近に位置。産業道路である国道131号線に面している。環状七号線・環状八号線などの幹線道路に囲まれており、都内広域配送や川崎・横浜方面への配送にも適している。また、京浜急行本線の梅屋敷駅から約1.1kmと徒歩圏内にあり、周辺には住宅地も多く、雇用確保にも有利な環境にある。

 プロロジスでは、海外では都市型物流施設を「ラストタッチ」の呼称で展開していたが、日本ではなじみがないため「アーバン」と名付けた。現状では、海外にもアーバンの名称が使用されており、「アーバンラストタッチ」の名称で展開されている。

プロロジス代表取締役会長兼CEOの山田御酒氏
プロロジス代表取締役会長兼CEOの山田御酒氏
 プロロジスアーバンシリーズは2020年から展開。全部で6施設が計画されており、東京大田1は新設では3棟目となる。残りの3施設は既存の倉庫の改修などで対応している。

 竣工式で挨拶したプロロジス代表取締役会長兼CEOの山田御酒氏は「東京大田1は個人的にはプロロジスが展開する110棟の倉庫の中で1番おしゃれになったと思う。今後地域の皆様と共生できるようにやっていきたい」とコメントした。
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