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第14回

プロロジスパーク草加、マルチテナント型物流施設竣工、草加市と災害時施設提供で協定


2022/5/24

プロロジスパーク草加
プロロジスパーク草加
 プロロジス(日本本社=東京都千代田区丸の内2-7-3、Tel.03-6860-9090)は、埼玉県草加市で建設を進めていたマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク草加」が完成し、竣工式を実施した。すでに日本通運(株)、(株)スズケン、(株)ヤオコーの3社と賃貸契約を締結しており、満床での稼働開始となる。

 同施設は、埼玉県企業局が食品製造・加工などの企業が集積する産業団地として整備・企業誘致を行った草加柿木フーズサイト内に建設。草加市柿木町字宝1352-2の敷地約6万8631.07m²に柱RC+梁S造り免震構造4階建て延べ床面積約15万1747.88m²のマルチテナント型物流施設として開発。設計・施工は清水建設が担当した。

 中央車路とダブルランプウェイにより、45フィートトレーラーが各階にアクセス可能。柱スパンは11×11mを採用し、大規模な自働化設備を導入しやすい仕様としている。

 施設屋根面には2MWの太陽光発電設備を設置。自家消費するほか、余剰電力を埼玉県内のプロロジスの別の施設に自己託送する。「施設の屋根を使った太陽光発電を売電だけでなく、自家用、自己託送するのは当社の施設としては初めてだ」(プロロジス 代表取締役会長兼CEOの山田御酒氏)。

 プロロジスが共同開発した高天井用人感センサー付きLED照明を採用し、通常のLED比で電気使用量を50%削減。電気自動車用の急速充電設備を備えるほか、大型蓄電池の導入も計画。CASBEE(建築環境総合性能評価システム)Aランク、BELSを取得するとともに、ゼロエネルギービル(ZEB)とする予定である。

パークをイメージしたカフェテリア
パークをイメージしたカフェテリア
 働きやすさに配慮し、カフェテリアや売店などを備えるほか、周辺地域からの車通勤も想定し、屋上に390台、トータルで400台以上の駐車場を確保。通勤利便性向上のため南越谷駅および越谷レイクタウン駅を経由する専用バスの運行も予定している。

 施設内には、貸し会議室を1階エントランスホールに隣接して設置。外部からの来客が施設上階に入ることなく打ち合わせを行える環境を整えている。

 プロロジスでは、同施設を関東エリアにおける防災拠点施設の1つとして位置づけている。同社の施設では初めて球面すべり支承による免震構造を採用。地下に大型オイルタンクを設置し、停電時には防災センターや入居企業の事務所エリアへ最大約7日分の電力を供給する。貯水槽には30日分のトイレ用水を確保。緊急地震速報、衛星電話などの施設も備えている。

 施設の1階にはヤオコーの入居が決定しており、冷蔵・冷凍倉庫を導入する予定。2~3階にはスズケンが入居し、医療用医薬品を取り扱うため高度な温度管理設備を導入する計画で、24年の本格稼働を予定している。

竣工式で挨拶する山田御酒会長兼CEO
竣工式で挨拶する山田御酒会長兼CEO
 竣工式では、入居企業を代表しヤオコーの代表取締役社長の川野澄人氏が「この施設は既存の狭山市、船橋市、松戸市の3つの物流センターの中心に位置している。この拠点を中心に1店舗1店舗拡大して行きたい。現状草加市内には1店舗のみだが拡大できればと思っている」を挨拶した。

 プロロジスでは、この施設を地域貢献も活用するため、草加市と「災害時等における施設の提供に関する協定」を締結。竣工式と併せて調印式も実施した。
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