商業施設新聞
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No.821

出張のお供にわらび餅ドリンク


今村香里

2021/8/31

 何度も同じ地域に出張すると、最初に訪れた際のようにその風景や環境に感動しなくなり、いつしか新幹線など乗り物の道中ではただひたすら寝るだけになっていないだろうか。少なくとも私はそうだ。

 そんな時に出張先で癒されるのがご当地グルメだ。最近のお気に入りは、「敷島堂のマスカットきびだんご~」というCMでお馴染み(どの地域まで放送されているのかは不明だが)の和菓子屋の敷島堂のドリンク。そこで発見した「わらび餅ドリンク WARAPi(わらピ)」だ。JR岡山駅の商業施設「さんすて岡山」がリニューアルした際、新幹線改札口目の前に設けられたお土産ゾーンに店舗があり、購入できる。

 敷島堂の直営店のみで販売されており、タピオカドリンクのように、ドリンクの中にわらび餅が入っており、太いストローで飲む。わらび餅がマイブームなので、見つけた時は迷わず購入した。敷島堂のわらび餅は、沖縄・波照間島の黒糖を使用しているそうだ。もちもちとした食感で、おやつ代わりとしても気軽に飲めるのが私の好みである。

 わらピには、コーヒーミルク、抹茶ミルク、いちごミルク、ほうじ茶ミルク、レモンソーダ、いちごソーダの6種類あり、どれにしようかいつも迷う。しかし、今のところコーヒーミルクしか注文したことがない。珈琲の焙煎専門店Koenbenchと共同開発したオリジナルのブレンド豆を使用しているそうで、わらび餅と焙煎珈琲の何とも言えない風味と濃厚なジャージー牛乳が合わさって、甘さが控えめな大人も楽しめるわらび餅ドリンクとなっている。

パッケージも可愛い敷島堂のわらピ
パッケージも可愛い敷島堂のわらピ
 このほか、直営限定のドリンクとして、レモンシロップで味付けしたソーダに4種類の寒天が入った「にじいろソーダ」もあるのだが、こちらは岡山市中区にある平井店内に21年1月オープンしたカフェでのみ提供しているそうなので、次回は行ってみたい。

 帰りの新幹線に乗る時は、わらピを購入して座席につくのが至福のひとときだ。これを読んでいるであろう多忙な皆さんの出張や仕事のお供は何ですか?
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