先日、愛知県を拠点とするスガキヤが関東へ再進出するというニュースが報じられた。2026年内に神奈川県で2店を出店し、今後3年間に関東地方で50店の展開を目指すようだ。スガキヤは神奈川県や都内でも店舗を展開していたことがあるが、2006年に関東から完全撤退していた。今回の関東再進出はまさに捲土重来を狙うものだ。
愛知県出身の自分としては、このニュースは喜びの大ニュースだ。小さいころから近所のユニー(このブランドもすでに無くなっている)に出店していたスガキヤ店舗のラーメンに親しんできていた自分にとって、東京に引っ越してからスガキヤのラーメンが全く食べられなかったのは本当に不満だった。愛知県に帰省する際には必ずスガキヤのラーメンを食べることにしており、帰省の目的の半分くらいはこのためだと言っても過言ではないくらいだ。
一方、このスガキヤの関東再進出を知り、愛知県が発祥地の全国規模のチェーン店を軽く調べてみたところ、予想外に色々とあることが分かった。例えば「世界の山ちゃん」などは名古屋コーチンなど、名古屋らしい要素が出ているが、「焼肉きんぐ」や「CoCo壱番屋」などは愛知県発祥だったと知ってかなりの意外感があった。
しかしこうしたチェーンのうち、最も名古屋らしいものと言えばやはり「コメダ珈琲店」だろう。モーニングサービスや小倉トーストなどの名古屋らしい喫茶店スタイルや、これでもかと言わんばかりの量のサンドイッチなど、これぞ名古屋の喫茶店というべきスタイルを全国で展開し、しかも成功した。自分はまさかコメダが全国規模で成功するとは夢にも思わなかったものだ。
こうした「名古屋スタイル」の成功例を考えると、今回のスガキヤの関東再進出もコメダのように成功できるのではないか、と思えてくる。一度撤退の憂き目にあったスガキヤだが、今度こそは名古屋らしさを打ち出しながらも広く受け入れられるメニューと店づくりで関東に定着してほしいところだ。