先日筆者は、中華系ECサイトを利用した。いわゆる越境ECというものだ。可愛い洋服や雑貨がお手頃な価格で手に入るということで利用者も多いらしく、SNSでも「こんな商品がこんなに手ごろな価格で手に入った!」といった投稿がちらほら見られる。これはチャレンジするしかない……そう思い、アプリをダウンロードしてみたのだった。
以前、別の越境ECを利用したことがあるのだが、デメリットとしては(1)届くのが遅い、(2)商売への考え方の違い、というのが強く感じられた。その当時、商品が届くのがあまりにも遅いため先方に問い合わせたところ、どうやら送っていなかったらしく、その後何事もなかったように送ってきた。日本のECサイトではこのような経験はなかったため衝撃的であった。
さて今回はスカートとサンダル、シュシュとヘアゴムを注文してみた。ざっと合わせても5000円いかないほどの金額となり、かなりお得に購入できただろう。問題は無事に商品が届くかであるが、もはや慣れたものよと気長に待つことにした。しかし予想に反して、かなり早く商品が届き始めた。すべて別の店から購入していたため、個別で配送となるのだが、新型コロナによって空輸などにも影響が出ている中、2週間前後でほとんどの商品が届いたのだ。しかも、どれもかなり良い商品で、とてもお手頃な価格で購入したとは思えないほど。だが、1つだけ奇妙なことが起こった。
ある日、ポスト投函の荷物が届いていており、まだ到着していなかったヘアゴムかと思い開けてみた。そこにはなんと……頼んだ覚えのないアクセサリーが入っていたのだ。発送番号を見ると、ヘアゴムを注文した際のものと一緒だ。もしかして商品を間違えて送っってきたのかもしれないと思い、先方に連絡してみると、「あなたに届いた商品はうちで取り扱ってない」と返事がきた。ヘアゴムと送られてきたアクセサリーの発送番号が同じだったのだが、それを伝えても「あなたの発送番号は△△△です」と身に覚えのない番号を主張された。結局、商品を諦めて、アプリ側に返金を要望することとなった。
こういった体験をすると、日本のECサイトがどれだけ対応の良いものかと改めて認識できる。外資系のAmazonも、迅速な対応や配達の速さなど、やはり素晴らしいものである。筆者は2度目のトラブルを体験した結果、今後はAmazonや楽天で買おう……改めてそう思ったのだった。