西湘テクノパークは、神奈川県小田原市の東部橘地域に位置し、曽我丘陵の相模湾を一望する風光明媚な温暖の地に、土地区画整理事業(組合施行)により整備された工業団地。相模湾越しに三浦半島を望むこともできる。国道1号から約800m、西湘バイパス橘ICから900m、小田原厚木道路二宮ICから約3km、東名高速秦野中井ICから約8kmに位置しており、JR東海道線の二宮駅・国府津駅からや約3km、バスで7~8分の場所に位置している。
西湘テクノパークは、1988年のオレンジ輸入自由化に伴い、みかんの減反が進められ、みかん山の跡地を活用する形で整備され、2001年に造成が終了している。敷地面積は30万3000m²、分譲面積は22万3000m²で、約75%が分譲済み。現在分譲中の用地は4街区5区画の3万6759m²となっている。すでに、鹿島建設の機械技術センター、幸楽苑、アルフレッサ、児玉化学工業、山安などが進出している
小田原市では、05年に西湘テクノパークへの進出企業を視野に入れた優遇制度を策定。立地後3年度分の固定資産税・都市計画税の全額免除、1億円を上限に投下資本額の10%を5年分割で援助する立地奨励金などの優遇措置があるが、12年度で終了するため、優遇を受けるには3月までに土地売買契約を締結する必要がある。
現在、分譲しているのはD(4)区画(5809m²)、E(1)区画(4720m²)、F(1)区画(1万923m²)、F(2)区画(8916m²)、G(4)区画(1万5307m²)の4街区5区画。F街区は一括での売却を希望している。現状F街区の2区画は境界に段差があるが、再造成することで一体での活用も可能となり、100×40m規模の建屋の建設も可能。地区計画により3mのグリーンベルトを設ける必要がある。60mの標高にあるため津波の心配はないとしている。