Green Planets(株)(大阪府高槻市南平台5-39-10、Tel.090-3161-5607)の代表取締役社長 奥野敦史氏は、中日医療健康産業基地プロジェクトにおいて、中国・上海市の復旦大学グループ関連の上海復旦復華商業資産投資と日本の医療法人 弘善会グループの連携を取り持った。奥野氏は、アジア諸国への半導体やLED技術の産業振興や国際交流促進に努める傍ら、中国における複数の大規模医療・福祉開発プロジェクトに対して、ソフト面・運営面でのアドバイスや日本との連携を提案している。なお、本紙2017年10月13日付2201号では、その日中医療健康産業基地プロジェクトを取り仕切る上海復華商業集団有限公司董事長の楊暁軍氏の特別インタビューを掲載した。
奥野氏は、関西大学大学院のエポキシ樹脂や各種の材料の研究を経て、復旦大学微系統封装綜合研究所所長、サンユレック(株)の代表取締役を務めながら、長年にわたり半導体業界団体で国際的な幅広い活動をこなし、12年にはグリーンプラネッツを設立。親しみやすい人柄と相まって、今なお国際的な産業振興や中国を中心とする医療・介護の橋渡しに貢献している。奥野氏にお話を伺った。
―― 専門の半導体業界と医療分野は異質にも感じます。
奥野 半導体技術で上海半導体照明技術研究所の特別顧問となった際、高齢化が急速に進む中国の老人問題の解決策を求められ、世界で最も進む日本の医療・福祉の高齢化対策を提起したことがきっかけとなった。上海市の復旦大学グループの上海復旦復華商業資産投資と日本の医療法人弘善会グループの提携を実現させ、上海市嘉定区に日本の進んだ医療・健康技術を導入する。まず、リハビリセンターを開業する。
(続きは本紙で)