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(株)大京 執行役開発事業部長 藤平善久氏


穴吹工務店と10年めどにサ高住60棟新設、新年度から分譲型も積極展開
医療/介護併設の3棟目は高松市で17年7月入居開始、分譲型はアクティブシニア対象

2016/2/23

藤平善久氏
藤平善久氏
 ライオンズブランドを展開する分譲マンション大手の(株)大京(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-24-13、Tel.03-3475-1111)は、今後訪れる高齢化社会をにらみ、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の展開を積極的に進める。すでに3号物件も香川県高松市内に2017年7月の入居予定で計画が進められ、10年後をめどに60棟の新設を目指している。今後の事業展開について執行役開発事業部長の藤平善久氏に伺った。

―― サ高住を展開する理由は。
 藤平 元々当社はマンション事業を行ってきたため、住宅に関するノウハウがあることと、都市部における高齢者の単身者世帯の増加などで社会ニーズと土地の有効活用のニーズが高まっているため、今後発展し供給していけるのではないかと取り組んだ。実際、土地の有効活用を考えている方の中でサ高住をぜひやりたいという顧客が多くなっていると感じている。

―― これまでの開発実績は。
「かがやきの季 中野南台」の外観
「かがやきの季 中野南台」の外観
 藤平 第1号物件は、東京都中野区南台3の東京メトロ丸ノ内線方南町駅から徒歩5分の所で15年2月1日にオープンした、総戸数28戸の「かがやきの季 中野南台」。運営は(株)ウイズネットへ委託している。中野区では初めてとなるサ高住のためニーズが強く、これまで中野区、渋谷区在住の方中心に多数のお問い合わせをいただいている。入居者の年齢は68~97歳と幅広く、平均年齢は84歳、性別は男性が3割、女性が7割。ご入居者は非常に家庭的な雰囲気で楽しく生活されている。当初は自立の方が4割程度と考えていたが、要支援1~要介護4、また認知症の方も入居するなど介護のニーズが多いのが特徴だ。

(続きは本紙で)

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