総合居酒屋、現状探る
業態シフトなど変化如実、ワタミはサブウェイ展開
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コロナ禍では様々な外食企業が大きな影響を受けたが、その最たるものが居酒屋業界だ。総合居酒屋は、業態のシフトなどがいっそう進み、総合居酒屋の代名詞だったワタミ(株)はいまや寿司、焼き肉、そして「サブウェイ」を展開する。こうした居酒屋自体からシフトしていく企業がいる一方、専門化で好調な企業もあり、居酒屋業界では企業ごとに様々な傾向が見られる。
■総合居酒屋の苦戦顕著、業態シフトも
かつて繁華街などに数多くあった総合居酒屋だが、コロナ以前から衰退の兆しを見せており、コロナ禍でさらに拍車がかかった。一例として、「庄や」などを主力としていた(株)大庄は、2016年8月期末時点ではグループ総店舗数723店を擁していたが、24年8月期には330店にまで減少した。コロナ禍の真っ最中である21年8月期に150店を減らしたのが大きいが、それ以前から年間数十店に及ぶ減少傾向があり、店舗数の落ち込みに歯止めがかからない状況になっていた。
業績はコロナ中の21年8月期には売上高354億2700万円、営業損失59億4900万円にまで落ち込んだが、24年8月期には売上高505億8600万円、営業利益10億円にまで回復している。ただし、それでもコロナ前の19年8月期の水準にまで届いていないのが現状だ。
(以下、本紙2025年10月7日号1面)
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