25年度外食出店まとめ、44社で計3199店を計画
ゼンショーは海外中心に1130店
クリックして拡大
商業施設新聞は、主要外食企業63社の出店数を調査した。2025年度の出店計画数は、判明している44社で3199店程度を見込んでおり、24年度の3014店(出店実績が分かっている59社の合計値)よりも多くなる。出店数を牽引する(株)ゼンショーホールディングス、25年度に大きく出店数を伸ばしている(株)サイゼリヤ、24年に社名を変更した(株)エターナルホスピタリティグループなどは海外に活路を見出している。国内で出店を進める企業も多いが、建築費が高騰しており、店舗拡大の障壁になりそうだ。
■24年度実績は計画未達の企業も散見
24年度実績に引き続き、25年度の出店計画数が最も多いのはゼンショーホールディングスで、1130店の出店を計画している。今後も出店の中心は海外になりそうだ。24年度の出店数は880店で、国内98店に対し海外が782店だった。25年3月末時点の日本における総店舗数は4898店だが、北米では8030店を展開し、欧州でもすでに1048店を抱えている。日本では牛丼チェーン「すき家」が主力だが、北米では23年に買収したテイクアウト寿司専門店がメーンのブランドとなっている。
同社は24年度に外食業界で初となる売上高1兆円を突破した。今後もさらに業績を拡大すべく、25~27年度の3年間で3522店を出店し、設備投資(キャッシュフローベース)には2413億円を投じるという。
(以下、本紙2025年6月24日号1面)
関東/中部

イオンリテール、新潟初の「そよら」、総店舗2万m²で今秋開業
近畿/中国

イオンリテール、三田市に新商業施設、フローラ88跡地に整備
九州/四国

JR鹿児島シティ、24年度は売上高316億円、リニューアルなどが奏功
アジア/海外

三菱地所、インド複合開発に参画、延べ14万m²超の大型事業
街づくり/都市開発

田町駅西口駅前地区、延べ9.8万m²で計画、三井不、JR東も参画
小売業界動向

バローHD 26年3月期、グループ計78店を出店、設備投資は407億7600万円
ホテル&サービス

JR東海など、高山にヒルトン開業へ、既存ホテルを改装
外食産業動向

キャナルシティ博多、21店集積の新飲食エリア、新業態7店など集積
開店フラッシュ

高槻グリーンプレイス
経営者の目線 外食インタビュー

ホノルルコーヒージャパン(株) 代表取締役社長兼CEO 萩原利貴氏
海外は今

NYのドーナツ事情