商業施設189施設 アンケート調査、78％が前期売り上げ上回る
8割以上で運営コスト上昇
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本紙はこのほど、全国の商業施設を対象にアンケート調査を実施し、18社・189施設より回答を得た（回答数は設問によって異なる）。78％の施設で前年より売り上げが増加するなど、全体として売り上げ、集客は好調に推移している。その一方で、「商業施設の運営コストが上昇している」と回答した施設は86％にも上った。また、9割以上の施設がテナントの人手不足に悩まされているものの、ES（従業員満足度）の向上につながる施策など様々な取り組みを進めていることもわかった。
■売り上げ20％以上増加も複数
24年度上期の売り上げについて調査したところ、全体の78％が前年同期よりも売り上げが増えたと回答した。増加幅の内訳を見ると、31％が「1～4％増えた」、28％が「5～9％増えた」、11％が「10～19％増えた」と回答。「20％以上増えた」と回答した施設も8％あった。
「10～19％以上減少した」と回答した中には、リニューアル工事の影響を受けた施設が複数あり、全体として売り上げは好調なことがうかがえる。新型コロナの5類移行から1年半が経過しその影響がなくなったこと、円安傾向によりインバウンド消費が好調なことなどが理由だと考えられる。
（以下、本紙2024年12月10日号1面）
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