商業施設新聞
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2024/11/26(2573号)主なヘッドライン
6~8月決算期の小売企業 業績出揃う
ファストリ・PPIH躍進、トライアルは2桁近い増収

売上収益3兆円を達成したファーストリテイリング(写真は国内のユニクロ店舗)
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 (株)ファーストリテイリングは2024年8月期における売上収益を3兆円の大台に乗せた。同社をはじめ8月期決算の小売企業は(株)良品計画など有力企業が少なくない。また6月期決算の(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)など、夏場に決算を迎える企業は業界を牽引し、出店や海外展開など動きも多く、注目される。6~8月期決算の小売企業の業績をまとめた。

■ファストリは3兆円、PPIHは2兆円企業に
 ファーストリテイリングの24年8月期における売上収益は3兆1038億円(前期比12.2%増)となり、初めて3兆円の大台に乗った。海外ユニクロ事業の売上収益が1兆7118億円(同19.1%増)と伸びたほか、国内ユニクロ事業の売上収益も9322億円(同4.7%増)と堅調だった。
 ただ、海外ユニクロ事業を牽引してきた中国大陸市場は下期に減収するなど苦戦した。しかし韓国と東南アジア・インド・豪州地区の売上収益は前期比20.2%増の5405億円となり、「中国一強」ではなく幅広い地域で稼げるようになってきた。ユニクロはグローバルで旗艦店級の店舗を続々と出店したことで認知度が上がっており、今後もさらなる成長に期待が持てる。

(以下、本紙2024年11月26日号1面)




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