商業施設新聞
新聞情報紙のご案内・ご購読 書籍のご案内・ご購入 セミナー/イベントのご案内 広告のご案内
2024/11/19(2572号)主なヘッドライン
再び活況 郊外型RSC
25年は愛知などで複数開業、すき間狙う商圏など工夫

所沢駅前で開業した「エミテラス所沢」
クリックして拡大
 郊外の広域型ショッピングセンター(RSC)の開発が増えている。郊外型RSCは一定程度開発が進み、新規案件は減少傾向にあるが、2025年は三井不動産、イオンモールともに複数の施設を開業するほか、東京都府中市で新たな案件も浮上した。最近の新規案件をみると、巧みな商圏設定や競合に負けない魅力的な施設づくりが目立つ。かつてのような勢いで開発する時代ではないものの、その魅力は増している。

■25年は郊外型RSCが続々オープン
 少子高齢化、開発が進んだことによる適地の減少などを背景に郊外型RSCの開発は減っていると言われ、例年、新規施設を開業しているイオンモールですら25年2月期における国内新規開業がゼロとなる予定だ。開発には建築費高騰、建設業界の人手不足も大きくのしかかっており、郊外型RSCの新規開発は難易度が増している。
 そうした中、7月25日、相鉄アーバンクリエイツ(横浜市西区)と相鉄ビルマネジメントが横浜市のゆめが丘駅前に「ゆめが丘ソラトス」を開業した。また、9月24日には西武リアルティソリューションズと住友商事が所沢駅前で「エミテラス所沢」を開業している。ゆめが丘ソラトスは店舗面積約4万2700m²、初年度の来館客数は1000万人を目指し、エミテラス所沢は店舗面積約4万3000m²、年間1200万~1500万人の来場を見込む。いずれも規模が大きく、駅前ながら郊外にあたる。
(以下、本紙2024年11月19日号1面)




関東/中部
ルミネ、ニュウマン高輪、延べ6万m²に200店集積、25年3月に一部先行開業
北海道/東北
イオンモール、雨宮キャンパス跡名称、「仙台上杉」に決定、オープンは25年秋
近畿/中国
イオンリテール、ダイエー3店を承継、25年3月から改装実施
九州/四国
西鉄、ワンビル25年4月開業、商業は約120店を集積
街づくり/都市開発
イオンと京成電鉄、資本業務提携を締結、新津田沼駅周辺を再整備
小売業界動向
スギHD 25年2月期下期、東名阪中心に出店51店、期初計画120店をクリア
ロジスティックス
商船三井、神戸に物流Cを建設、計3棟で26年春開業へ
店舗・施設関連
鈴茂器工、配席AIシステム開発、飲食店向けに受付・案内
ホテル&サービス
ONE FUKUOKA HOTEL、25年4月24日オープン、テラス、書斎付きなど41室
外食産業動向
ガーデン、東証スタンダード上場、うどん店はSC内に出店



デベロッパーに聞く 次世代の商業・街づくり No.453
広島地下街開発(株) 代表取締役社長 長光信治氏



開店フラッシュ
エミテラス所沢
GEMS立川
ズームアップ!注目企業インタビュー
(株)ドリームフィールズ 取締役 BIZOUX事業本部本部長 鬼木めぐみ氏
サイト内検索