ビジネスホテル 開発復活、アパ、ルートインが突出
大手チェーンで案件90以上
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大手ビジネスホテルチェーンが積極的なホテル開発を進めている。コロナ禍を経てレジャーや出張、インバウンドなど人流が回復し、本紙調べでは大手・有力企業だけでも90以上の開発案件がある。とりわけアパグループ、ルートインジャパンの計画数が突出しているが、アパグループは東京や大阪といった都市部の整備が目立つなど2社の戦略は異なり、多様な立地、エリアで開発が進んでいく。
■12月に2055室のアパホテル誕生
観光庁が発表した7月の宿泊旅行統計調査（第1次速報）によると、延べ宿泊者数は前年同月比8.6％増／19年同月比14.2％増の5914万人泊となった。このうち外国人が前年同月比35.2％増／19年同月比38.3％増の1493万人泊と大きく伸長した。日本人も前年同月比1.9％増／19年同月比7.9％増の4421万人泊と拡大した。
7月の第1次速報によると、施設タイプ別利用者数は、会社・団体の宿泊所が73万人泊（利用客室数30万室）、シティホテルが103万人泊（597万室）、簡易宿泊所が345万人泊（147万室）、旅館が681万人泊（300万室）、リゾートホテルが729万人泊（291万室）となり、これらに大きく差をつけ、最も多かったのがビジネスホテルの2733万人泊（2050万室）だ。ビジネスホテルはコロナ前、エリアによっては供給過剰とも言われたが、再び積極的な開発が進んでいる。
（以下、本紙2024年9月24日号1面）
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