福岡は天神、博多だけじゃない、箱崎で28万m²超を開発
空港、マリノアの再整備も
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福岡市が変革期を迎えている。これまで天神、博多駅地区の2核を中心に開発が進み、この2核では現在も多くの事業が進むが、新たに箱崎エリアで「九州大学箱崎キャンパス跡地」として、敷地30万m²近くを開発する超大型開発が始動した。多様な機能が集積し、新たな核となりうる。さらに「福岡空港」の再整備、「マリノアシティ福岡」の建て替え計画も控えており、新たな拠点が完成していく。福岡市に新たな人の流れが生まれそうだ。
■天神にエースホテル出店、福岡ビル跡は年内完成
天神エリアでは、「天神ビッグバン」が再開発を後押しし、街を歩くとあちこちで建設工事が進んでいる。5月15日には、商業施設のイムズ跡地で三菱地所（株）が「（仮称）天神1-7計画」を着工した。2026年12月末に竣工する予定で、ここには「エースホテル」が出店することが発表された。オフィスも設けることから従前と比べて商業施設の規模は小さくなるとみられるが、エースホテルが交流拠点として作用することが期待される。
また、西日本鉄道（株）による福岡ビル・天神コアなどの跡地開発も姿が見えてきた。名称は「ONE FUKUOKA BLDG．」に決まり、12月に竣工、開業は25年春を予定している。商業は7層にわたって導入し、新業態や旗艦店も設ける。中層はオフィス、高層にはクリエイティブワーカーなどをターゲットにしたライフスタイルホテル「ONE FUKUOKA HOTEL」を導入する。
（以下、本紙2024年6月11日号1面）
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