商業施設新聞
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2024/2/13(2533号)主なヘッドライン
投資の勢い増す札幌~千歳地区、ラピダス効果は19兆円か
北広島で新たな開発も



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 北海道・札幌~千歳地区への大型投資が相次いでいる。千歳市では半導体メーカー、Rapidus(株)(ラピダス)が最先端工場の建設を計画。オフィス、物流施設などの需要増が見込まれ、経済波及効果は18.8兆円との試算もある。一方、北広島市のボールパークでも新たな開発が動き出し、札幌駅前では延べ38万m²超の大型再開発事業も進行するなど、札幌~千歳一帯で盛り上がりを見せる。ただ建築費の高騰によって大型計画が見直される事案が出ており、注視が必要だ。

■千歳で物流施設の開発始動、「レラ」跡地も注目
 ラピダスは2020年代後半の量産ライン立ち上げを目標に、新千歳空港近くの工業団地「千歳美々ワールド」で新工場を建設している。半導体工場は周辺に設備メーカーなどが集積するのが特徴で、オフィス、物流、宿泊、住宅など様々な需要が生まれる。実際、北海道新産業創造機構がまとめた、ラピダス立地に伴う道内経済への波及効果シミュレーションは、相当な数値となった。前提条件として、事業所新規立地数70カ所、関連産業を含む従業員数約3600人、従業員のうち新たに住宅建築を必要とする割合が7割の場合、投資効果はラピダス工場・設備が8.5兆円、関連産業工場・設備が2980億円、住宅整備806億円、経済波及効果総額は18.8兆円、GDP影響額11.2兆円と試算した(23~36年度の14年間累計)。

(以下、本紙2024年2月13日号1面)




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