進化する鉄道高架下商業開発、アイデア満載の施設増える
街づくりの視点がカギに、開発進む新たな施設
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鉄道高架下の商業施設が進化している。人を囲いがちな駅ビルに対し、高架下商業施設は街に面しているだけに、エリアの回遊性向上、コミュニティ空間の創出など、街づくりを意識したものが増えてきた。デザインの工夫やユニークな機能を導入するなど、アイデアがキラリと光る個性的な施設も少なくない。今後新設される施設がどう進化していくのか注目だ。
高架下開発は耐震補強工事に伴い着手するケースが多い。従来の高架下は暗くて人気もなく、ホームレスの溜まり場となっていたものもあった。2011年にJR秋葉原~御徒町駅間の高架下に開業した「2k540 AKI-OKA ARTISAN」は従前、高架下特有の明かりのない暗い夜道で、近隣に勤める女性はここを避けて遠回りして駅に向かっていたほどだった。しかし、開業後は店舗からこぼれる明かりや賑わいがエリアの雰囲気を変え、遠回りする煩わしさから解放されたという。
また軌道線の高架化により誕生した例も多い。以前は鉄道でエリアが分断されていたがこれがなくなり、回遊性が生まれた。そのひとつに、東京・新宿以西を走るJR中央線三鷹駅~立川駅間の立体交差事業に伴い誕生した「中央ラインモールプロジェクト」が挙げられる。
地域の特徴を生かした施設も増えている。前述の「2k540 AKI-OKA ARTISAN」は、この地域が伝統工芸職人の街であることから、ものづくりをテーマに工房と物販店を一緒にした。東京・旧万世橋駅プラットホームを活用した「マーチエキュート神田万世橋」は、神田川に面して趣ある赤レンガ造りの連続したアーチが街のアイコンにもなっている。
(以下、本紙2018年4月24日号1面)
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