財務省は、四半期別法人企業統計調査2018(平成30)年4~6月期を発表した。これによると金融業、保険業を除く設備投資額は10兆6613億円で、増加率はプラス12.8%(前期はプラス3.4%)となった。
業種別にみると、製造業では、電気機械、業務用機械、鉄鋼などで減少したものの、情報通信機械、化学、輸送用機械などで増加したことから、製造業全体ではプラス19.8%(同プラス2.8%)となった。一方、非製造業では、不動産業、サービス業、建設業などで減少したものの、運輸業、郵便業、電気業、卸売業、小売業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス9.2%(同プラス3.6%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス23.5%(同プラス6.8%)、1億~10億円の階層はプラス3.5%(同プラス2.4%)、1000万~1億円の階層はマイナス1.2%(同マイナス4.2%)となった。
なお、ソフトウエア投資額は8526億円で、増加率はプラス0.3%(同プラス18.7%)となり、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は9兆8087億円で、増加率はプラス14.0%(同プラス2.1%となった。