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開発進む北大阪健康医療都市、吹田市新病院が18年、国循19年夏開業(1)


吹田市が放射線治療新設、パナホームがウェルネス住宅、JR西は医療モールや調剤薬局導入

2017/10/3

 大阪府の吹田市と摂津市の両市にまたがる北大阪健康医療都市(愛称:健都)では、国立循環器病研究センターを中心とする健康・医療のまちづくりが急ピッチで進められている。2018年度に吹田市立新吹田市民病院が、19年7月には国立循環器病研究センター(国循)がオープンする。このほか健都イノベーションパーク、駅前複合商業施設、大規模マンションや高齢者ウェルネス住宅、(仮称)健都ライブラリー、健康増進広場の整備に加え、国立健康・栄養研究所(東京都新宿区)の全面移転も決まっている。

健都全体の施設配置計画
健都全体の施設配置計画

 健都の開発エリアは東海道本線(JR京都線)に沿って東西の延長3.5kmにおよぶJR吹田操車場跡地約30haで、ほぼ中央にJR岸辺駅が位置する。岸辺駅の南側と比較して駅北側の近隣には商業や住宅といった都市型施設が皆無であったが、岸辺駅からは新大阪駅まで7分、大阪駅まで12分、神戸駅および京都駅までそれぞれ30分で行くことができる。このアクセスの良さを生かした新たな都市拠点の創造のため、09年度から土地区画整理事業手法による都市計画道路や公園・緑地、ライフラインの整備が開始され、国循および吹田市民病院の移転決定を受けて、健康と医療を重点テーマとした大規模なプロジェクトがスタートした。

 施設・機能の配置は、敷地東側から公園、都市型住宅(大規模マンション)、その北側に健都イノベーションパーク、駅寄り東側の国立循環器病研究センター、駅寄り西側の駅前複合商業施設、市立吹田市民病院、高齢者向けウェルネス住宅、最も西に位置する(仮称)健都ライブラリー、健康増進公園と続く。吹田市では、駅北側にペデストリアンデッキを築造し、駅の南北通路と国循および駅前複合商業施設を接続する。

◆吹田市新市民病院が18年度にオープン
 地方独立行政法人 市立吹田市民病院(大阪府吹田市片山町2-13-20、Tel.06-6387-3311)は、16年10月1日から(仮称)吹田市新市民病院の建設を進めており、18年7月31日に竣工し、4カ月ほどの準備期間を経て開院する。
 新病院は、吹田市岸部新町11ほかの敷地1

(続きは本紙で)

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