ホームセンター業界に新たな動き
プロ向け店の拡大顕著、市場伸び悩みを打開へ
	
       
	
	
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 ホームセンター業界が変化の時を迎えている。ここ数年、市場規模が伸び悩んでおり、人口減少が進む現状では、今後も大きく伸ばすのは難しいとみられる。そうした中、プロユースの専門店が台頭し、コーナン商事は中期計画でホームセンター業態よりも投資を充てる方針を打ち出すなど、新たな成長エンジンとなりつつある。カインズは埼玉県で次世代型店舗を出店する計画で、新たな展開が進んでいきそうだ。
■金物店の減少などでプロ向け店舗好調
 HC業界に変化が起きている。DCMホールディングスは2025年度、11店の新規出店を計画しているが、そのうち7店をプロユースの工具・金物・作業用品を取り扱う専門店「ホダカ」とする計画だ。上期には会社全体で7店を出店したが、4店がホダカだった。また、コーナン商事は25年度に30店(国内)出店するうち、11店を「コーナンPRO」、8店を「建デポ」とする計画で、新規出店数は「ホームセンターコーナン」を上回る見込みだ。25年度上期の業績を見ても、DCM HDのホダカの全店売上高(26年2月期上期)は142億7000万円(前年同期比8.9%増)となるなど、堅調に推移している。
 プロ向け業態が台頭する背景には、ホームセンター市場の伸び悩みがある。日本DIY・ホームセンター協会によると、ここ数年の市場規模は、20年度が4兆2680億円、21年度が4兆760億円、22年度が4兆150億円、23年度が3兆9750億円、24年度が4兆180億円と推移。コロナ禍で一時的に売り上げは拡大したものの、頭打ち状態になっている。
(以下、本紙2025年10月28日号1面)
 
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