東京臨海部、進化止まず
青海など集客施設も増加、地下鉄新線や舟運活性化も
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豊洲などの「東京臨海エリア」で再開発が活況だ。築地市場跡地の大型開発や、トヨタによるアリーナなどが控えており、広域からの来街者の獲得が期待される。住宅供給の増加に伴い足元住民も増加しており、エリアとしてのポテンシャルは高い。さらに地下鉄新線の開通計画が進んでいるほか、東京湾上を生かした通勤舟運の整備も進む。多角的に進化を遂げる同エリアを探る。
■集客施設が一気に増加、築地市場跡も控える
2025年秋、台場などと近接する青海地区に「TOYOTA ARENA TOKYO」が開業する。約1万人を収容する施設で、B.LEAGUEに所属するアルバルク東京のホームアリーナとなる。また、有明では、テレビ朝日が「(仮称)有明南H街区プロジェクト」として進めてきた「東京ドリームパーク」が26年春に開業する。集会場、劇場、展示場、事務所、テレビスタジオ、物販店、飲食店などが集結したエンタメ施設となり、いずれの施設も多くの人を集客するとみられる。
タワーマンションなどが立ち並ぶ東京臨海地区だが、ここ数年は集客施設の整備も進む。今後の目玉は築地市場跡地の超大型開発で、約19万m²という広大な用地にスタジアム、商業、シアターホール、シェアオフィス、MICE、レジデンス、ラグジュアリーホテルなど多彩な機能を設ける。総延べ床面積は約117万m²におよび、多様な層が集うことになるだろう。30年代前半以降の開業を目指して進められており、臨海エリアとして水辺に面した自然とどのように融合するかも注目したい。
(以下、本紙2025年5月20日号1面)
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