商業施設新聞
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2025/4/15(2592号)主なヘッドライン
半導体工場で沸く街、千歳・菊陽で投資続く
新駅周辺で街づくりなど


ラピダスの工場イメージ
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 半導体工場の整備で知られる、北海道千歳市および熊本県菊陽町で多くの投資が行われている。菊陽町では新駅も計画され、新駅周辺で商業施設やホテル、マンションを含む街づくりも進んでいくとみられる。また、千歳市・菊陽町周辺では物流施設など様々な開発を呼び込むものの、地元企業には工場関連の企業と採用競争を懸念する声もある。ただ千歳市・菊陽町に様々な企業が熱視線を注いでいることは間違いなく、今後も多くの投資が行われていきそうだ。

■千歳は物流網構築進む、57社が立地の検討も
 3月、令和7年(2025年)地価公示が発表された。商業地では千歳市が変動率上位の1~3位を独占し、1位の千歳市幸町3は実に48.8%増加した。菊陽町は商業地で6位にランクインし、菊陽町大字津久礼字石坂で30.9%増加した。住宅地でも千歳市栄町2が4位に、菊陽町に隣接する合志市の合志市御代志字小池が5位にランクインするなど、半導体工場が整備される街は沸いている。
 これに伴い多くの投資・計画が顕在化している。ラピダスの工場が整備される千歳市では、25年に入ってから伊藤忠商事などが物流施設「(仮称)アイミッションズパーク千歳」を開発することを発表した。日本エスコンも物流施設を開発しているほか、日本通運は北海道恵庭市に半導体関連産業に対応した新倉庫を開設するなど、物流網が次第に構築されてきた。
 3月には新千歳空港などを運営する北海道エアポートが、25~29年度を対象にした中期事業計画を発表。複数の取り組みを進めるうち、「産業集積等を契機とした機能強化」が盛り込まれた。ラピダス工場は新千歳空港に近接しており、同空港は様々な需要が見込まれる。中期事業計画ではビジネス需要の増加に応じた事務所、ラウンジなどのターミナル機能の強化のほか、貨物需要の取り込みに向けた空港機能の整備を掲げている。
(以下、本紙2025年4月15日号1面)




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