進むウィズ・コロナの店作り
新生活モデル店も登場、ロボットなど普及促す
クリックして拡大
緊急事態宣言が全国で解除されてから約1カ月。新型コロナウイルスの感染終息が見られないため、店舗では「3密」などを避けるべく、レジカウンターに飛沫防止用の透明シートを設置するなどの工夫を凝らして運営にあたっている。さらにこれにとどまらず、一歩進んだ取り組みも出始めた。(株)KICHIRIでは、東京・新宿に新しい生活様式を採り入れたモデル店をオープン。さらには、開発が進められていたロボットなども実践投入から普及段階に入っているものもある。デジタル技術も進展し、自宅にいながらSCでのショッピングや水族館が楽しめるシステムといった新たな顧客体験が提供されるなど、新マーケット創出も期待される。ウィズ・コロナの店づくりや対応を追った。
■入り口に次亜塩素酸水の噴霧トンネル設置も
新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかが不透明な中、各社はウィズ・コロナとしての取り組みを進め、この状況を乗り越えようとしている。
(株)王将フードサービスの2020年5月度売上高は、直営既存店が前年同月比88.2%の55億8200万円となり、この厳しい状況を考えると健闘したといえる。同社は期間限定の酒類持帰許可を東日本100店で取得し、缶ビールを持ち帰りできるサービスを開始するなど、テイクアウトの売り上げは前年同月対比223%と大幅に伸びた。
このように飲食チェーンはテイクアウト、デリバリーなどこれまでと異なる営業形態が求められ、店内飲食も席数の削減、客席には透明のパーテーションなどの設置を進める店も多い。
(以下、本紙2020年6月23日号1面)
関東/中部
東武鉄道、草加市でNSC開発
近畿/中国
宇部市 旧山口井筒屋宇部店活用、CCCと連携へ、ブック&カフェなど
小売業界動向
ヨーク、4モデルで事業展開、数年内に売上高2000億円へ
キャンドゥ、20年度は100店計画、吉祥寺に旗艦店オープン
街づくり/都市開発
武蔵小杉駅 北口駅前、賑わい・交流機能を導入、駅前広場と一体的に整備
ホテル&サービス
ルネサンス 20年度、多業態で複数出店計画、スポーツクラブ3店など
ロジスティックス
日本GLP、GLP北本を着工、21年6月竣工予定
店舗・施設関連
プロッドとジオマーケティング、業務提携契約を締結、マーケット変化に対応
外食産業動向
大戸屋HD 中期経営計画、22年度売上高286億円へ、国内既存店回復が最重要
【連載】
泉谷渉連載コラム これがアブナイ記者の街歩きだ!! No.16
横浜市歌を歌ってみろ!!
19年度大店立地法届け出 東日本エリア動向 No.1
届け出件数
開店フラッシュ
ららぽーと和泉
ルポSC
マリノアシティ福岡