ジュエリー、SC立地に磨き
百貨店から都心型に照準
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ジュエリー(宝飾品)市場では、女性の自家需要が高まるなか、感度の高い都市型SCや、郊外でもアパレル店出店比率が高い郊外型ショッピングセンター(RSC)が有望出店地としてジェエリーショップ各社から熱い視線が注がれている。これまでは百貨店を中心に拡大してきたが、近年の相次ぐ百貨店の閉店で、新たな出店地が求められていた。SCへの出店においては、アパレルや服飾雑貨ショップとの買い回りを創出できる業態開発が求められ、各社はブランドの生き残りをかけて商品や店づくりに磨きをかけている。
■女性の自家需要が増加
1980年代のバブル景気とともに成長したジュエリー市場は、記念日などの特別な贈り物というギフト需要が主流であったが、これに加えて近年のジュエリー市場を支えているのは、女性の自家需要とインバウンドだ。特に、働く女性が増える中で“自分へのご褒美”や“上質なアクセサリー感覚”で購入したり、トータルコーディネートでお洒落を楽しめるように、デザイン性も一層高まっている。
矢野経済研究所によると、2018年国内ジュエリー小売市場は、前年比101%の9567億円(小売り金額ベース)で、13~17年同様に微増ながらプラス成長を維持している。19年は同106.9%の9941億円、20年は東京五輪開催に伴うインバウンドの需要増加も見込まれるため、同100.5%の9990億円と予測。専門店の花形でもあるアパレル業態の厳しい状況が続くのに対し、ジュエリーは堅調な業態だといえる。
(以下、本紙2019年11月19日号1面)
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