財務省は、四半期別法人企業統計調査2013(平成25)年7~9月期を発表した。これによると金融業、保険業を除く設備投資額は8兆9424億円で、増加率はプラス1.5%(前期0.0%)となった。
業種別にみると、製造業では、鉄鋼、輸送用機械、食料品などで増加したものの、電気機械、金属製品、情報通信機械などで減少したことから、製造業全体ではマイナス6.7%(同マイナス9.1%)となった。
一方、非製造業では、情報通信業、不動産業、電気業で減少したものの、建設業、物品賃貸業、運輸業、郵便業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス6.6%(同プラス5.6%)となった。資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はマイナス0.7%(同マイナス1.1%)、1億~10億円の階層は1.8%(同マイナス2.4%)、1000万~1億円の階層はプラス6.8%(同プラス4.0%)となった。
なお、ソフトウエア投資額は7611億円で、増加率はマイナス5.6%(同マイナス13.5%)、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は8兆1813億円で、増加率はプラス2.3%(同プラス1.4%)となった。