財務省は、四半期別法人企業統計調査2013(平成25)年1~3月期を発表した。これによると金融業、保険業を除く設備投資額は11兆3928億円で、増加率はマイナス3.9%(前期マイナス8.7%)となった。
業種別にみると、製造業では、輸送用機械、化学、石油・石炭などで増加したものの、電気機械、鉄鋼、生産用機械などで減少したことから、製造業全体ではマイナス8.3%(同マイナス9.6%)となった。一方、非製造業では、物品賃貸業、卸売業、小売業、不動産業などで増加したものの、情報通信業、サービス業、運輸業、郵便業などで減少したことから、非製造業全体ではマイナス1.5%(同マイナス8.2%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はマイナス4.9%(同マイナス1.9%)、1億~10億円の階層はマイナス1.4%(同マイナス6.8%)、1000万~1億円の階層はマイナス2.7%(同マイナス22.1%)となった。
なお、ソフトウエア投資額は1兆1532億円で、増加率は9.7%(同マイナス22.9%)、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は10兆2396億円で、増加率はマイナス5.2%(同マイナス7.2%)となった。