財務省は、四半期別法人企業統計調査2012(平成24)年7~9月期を発表した。これによると金融業、保険業を除く設備投資額は8兆8062億円で、増加率はプラス2.2%(前期はプラス7.7%)となった。
業種別にみると、製造業では、情報通信機械、鉄鋼、電気機械などで減少したものの、輸送用機械、食料品、化学などで増加したことから、製造業全体ではプラス0.5%(同プラス14.7%)となった。一方、非製造業では、不動産業、サービス業、電気業などで減少したものの、情報通信業、卸売業、小売業、建設業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス3.3%(同プラス3.9%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス1.1%(同プラス6.0%)、1億~10億円の階層はプラス2.2%(同プラス20.1%)、1000万~1億円の階層はプラス4.8%(同プラス5.0%)となった。
なお、ソフトウェア投資額は8065億円で、増加率はマイナス0.1%(同プラス20.2%)。ソフトウェア投資額を除いた設備投資額は7兆9997億円で、増加率はプラス2.4%(同プラス6.6%)となった。