商業施設新聞
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No.766

横浜市歌を歌えるのが当たり前?


新井谷千恵子

2020/7/28

 横浜駅西口では、長年行われていた大型プロジェクトの「JR横浜タワー」が開業した。筆者は横浜生まれ横浜育ちだが、横浜駅というのはいつ見ても何かしら工事している、まさしく日本のサグラダファミリアのようだと言われてきた。その横浜駅がひとまず完成したということで、少なからず感慨深い気持ちになった。

 そんな横浜駅を有する横浜市というのは実はかなり広く、いわゆる都会とされている中区・西区・神奈川区、京浜工業地帯のイメージの強い鶴見区、住宅需要の高い港北区や都筑区、青葉区、緑の多い瀬谷区や泉区など、計18区に分類されている。

 これは筆者の独断と偏見であるが、横浜市民というのは、いわゆるシビックプライドというものが高いほうだと思う。まず横浜市民であるかどうかを確認するにあたってよく目安とされるのが、“横浜市歌が歌えるかどうか”。筆者は横浜市内の小中高を経て東京の大学に進学し、その間におそらく国歌よりも横浜市歌を歌った回数のほうが多い。なんなら国歌は小学校高学年くらいまでよく知らなかったが、市歌はばっちり歌えていたくらいだ。ちなみに中学校では音楽の授業の際に「横浜市歌の意味を知る」という時間もあり、それぐらい横浜市歌が重要視されているのである。

横浜といえばこのみなとみらいを想像する人は多いだろう
横浜といえばこのみなとみらいを
想像する人は多いだろう
 筆者はいわゆる“のどか”な地域出身だが、かつて横浜の北仲エリア出身の知人から「あなたの地域は横浜じゃない」と言われたことがあった。実はこれは「横浜あるある」ではないかと個人的に思っているが、中区・西区・神奈川区の“都会の”人たちは、横浜の定義にこだわりがある。弊社の社長も、生まれも育ちも横浜市西区という生粋のハマッ子だが、「中区・西区、そして神奈川区の一部しか横浜と認めない」という主張をたびたびされるので、これはその一部地域で結構浸透した考えなのだろう。

 さて、そんな横浜にまつわるちょっぴり悲しい呟きはさておいて、横浜市内では様々な大規模再開発が進行している。筆頭に挙げられるのは、旧市街地とされる関内エリア、さらには瀬谷区や港北区、青葉区など。特に最近では、相鉄・東急線の直通や横浜市営地下鉄の延伸が決定するなど、鉄道を軸にした再開発に注目が集まっている。このような再開発関連など、「街づくり」にまつわる事柄というのは商業開発にも大きく関わってくるため、かなり注視している企業も多いという。弊紙『商業施設新聞』では、商業施設やテナントのオープン情報だけでなく、こうした街づくり関連にも力を入れて取材している。気になった方は、ぜひとも見本紙の請求や新規購読をお待ちしております。
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