財務省は、四半期別法人企業統計調査2012(平成24)年4~6月期を発表した。これによると金融業、保険業を除く設備投資額は8兆3092億円で、増加率はプラス7.7%(前期はプラス3.3%)となった。
業種別にみると、製造業では、鉄鋼、食料品などで減少したものの、金属製品、化学、生産用機械などで増加したことから、製造業全体ではプラス14.7%(同プラス3.8%)となった。一方、非製造業では、建設業、卸売業、小売業などで減少したものの、情報通信業、運輸業、郵便業、電気業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス3.9%(同プラス3.0%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス6.0%(同プラス3.7%)、1億~10億円の階層は20.1%(同プラス6.5%)、1000万~1億円の階層はプラス5.0%(同プラス0.3%)となった。
なお、ソフトウエア投資額は7827億円で、増加率はプラス20.2%(同プラス2.0%)となり、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は7兆5265億円で、増加率はプラス6.6%(同プラス3.5%)となった。