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第24回

フジキン東北工場、増設工場の開所式実施、さらなる拡張も視野


2018/11/20

挨拶する小川洋史代表取締役兼CEO
挨拶する小川洋史代表取締役兼CEO
 (株)フジキン(大阪市北区芝田1-4-8、Tel.06-6372-7141)は、東北工場(岩手県奥州市江刺岩谷堂字袖山11-31)の増設工事を完了し、10月31日に開所式を実施した。11月上旬には本格稼働する予定だ。

 同社は、1930年5月に配管材料および機械・金属製品の問屋として創業。48年にはメーカー機能を付加し会社を設立。53年にニードルバルブの特許を取得し、超高圧、極低温、超真空など過酷な環境下で安心して使用できる特殊流れ制御機器の創造開発・製造・販売を行っている。

 生産拠点は東北工場の他に、大阪工場東大阪(大阪府東大阪市長田3-9-21)、大阪工場柏原(大阪府柏原市円明町1000-45)、つくば先端事業所(茨城県つくば市御幸が丘18)の計4工場を有し、また研究開発拠点として、大阪ハイテック研究創造開発センター(大阪市住之江区南港東8-2-29)を有している。海外にはベトナム2工場、韓国2工場、中国、台湾、米国、アイルランドに生産拠点やサービスセンターを有している。東北工場以外でも国内外で工場の増強を進めている。

 東北工場は、東日本、北日本の顧客サービス充実のため05年7月に竣工。半導体製造装置向け集積化ガスシステム(IGS)の専用工場となっている。IGSは同じ工業団地内に工場を所有する東京エレクトロンなどの装置メーカーに納入され、半導体製造装置に組み込まれ、半導体メーカーに納入される。

東北工場の増設部分
東北工場の増設部分
 今回の増設では、建築面積360m²、2階建て延べ床面積約720m²の施設を既存工場に併設して建設した。投資額は3億円強で、建屋に2.8億円弱を投じている。1階部分でIGSの製作、2階部分で設計を含む技術部門の充実を行う。1階部分には150m²のクリーンルームを導入。スペックはクラス100だが、全面ダウンフローでスペック以上のクリーン度を実現している。改造によりクラス1まで対応できる。これにより、東北工場のクリーンルームは既存設備と合わせ430m²規模となる。また、配管生産部門のスペースも2.5倍に拡張。フル稼働すれば、売り上げ5割増まで対応できる。人員は将来的に100人程度を新規雇用する計画で、事業拡大に伴って雇用を増やしていく。

 開所式で挨拶した小川洋史代表取締役兼CEOは「半導体はいま踊り場にあるが、来年になれば右肩上がりの成長が見込まれる」とし、「サービス、生産体制をきちんと整え、先々の用意をしないといけない」とさらなる増産に向け意欲を示した。

 東北工場には、併設して岩手中央営業所の建物があり、現状2階建てだが4階建てまで増築できる基礎構造を採用している。また、道路を挟んだ向かい側には駐車場として用地を確保してあり、駐車場を集約することで敷地内に新棟を建設することも可能。新棟建設計画はまだ具体化はしていないが、早期の実現を目指す。

(編集長 植田浩司)

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