財務省は、四半期別法人企業統計調査2017(平成29)年7~9月期を発表した。これによると、金融業、保険業を除く設備投資額は10兆7920億円で、増加率はプラス4.2%(前期はプラス1.5%)となった。
業種別にみると、製造業では輸送用機械、業務用機械、化学などで減少したものの、電気機械、鉄鋼、石油・石炭などで増加したことから製造業全体ではプラス1.4%(同マイナス7.6%)となった。一方、非製造業では、卸売業、小売業、電気業、運送業、郵便業などで減少したものの、サービス業、物品賃貸業、建設業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス5.9%(同プラス6.9%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス4.6%(同マイナス0.8%)、1億~10億円の階層はマイナス1.4%(同プラス7.6%)、1000万~1億円の階層はプラス7.7%(同プラス1.9%)となった。
なお、ソフトウエア投資は9027億円で、増加率はプラス3.3%(同プラス11.2%)。ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は9兆8893億円で、増加率はプラス4.3%(同プラス0.6%)となった。