財務省は、四半期別法人企業統計調査2017(平成29)年4~6月期を発表した。これによると、金融業、保険業を除く設備投資額は9兆4506億円で、増加率はプラス1.5%(前期はプラス4.5%)となった。
業種別にみると、製造業では、食料品、はん用機械、鉄鋼などで増加したものの、輸送用機械、情報通信機械、生産用機械などで減少したことから、製造業全体ではマイナス7.6%(同プラス1.0%)となった。一方、非製造業では、電気業、卸売業、小売業などで減少したものの、サービス業、物品賃貸業、情報通信業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス6.9%(同プラス6.3%)となった。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はマイナス0.8%(同プラス1.2%)、1億~10億円の階層はプラス7.6%(同プラス16.8%)、1000万~1億円の階層は1.9%(同4.5%)となった。
なお、ソフトウェア投資額は8502億円で、増加率はプラス11.2%(同マイナス3.8%)。ソフトウェア投資額を除いた設備投資額は8兆6004億円で、増加率はプラス0.6%(同プラス5.2%)となった。